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計測漏れを防ぐ、アクセス数をワンクリックで確認…
Google Chromeで利用可能なGoogle アナリティクスのプラグイン厳選 8選


成果とフィルターを簡単にコピーできる「GA Copy & Paste」

 管理者にオススメしたいプラグインです。1つのドメインで複数のプロファイルを作るケースがあるかと思います。例えば「設定を変えるプロファイル」と「設定を変えないプロファイル」を二つ作って、片方は自由に設定を変えてみる、あるいは「Googleからのアクセスだけを計測する」「社内IPアドレスを除外したプロファイル」といった形などが考えられます。

 しかし、このように新しいプロファイルを作成すると、その都度「目標設定」や「フィルター」の設定を行う必要があります。成果が1つだけなどの場合は良いのですが、10個くらい設定していると、元のプロファイルと確認しながら、1つずつコピーするあるいはURLを入力し直すといった手間が発生してしまいます。

 この手間を解決するのが「GA Copy & Paste」というプラグインです。インストールした後に、プロファイルの設定画面にある「目標」あるいは「フィルタ」のページにアクセスしましょう。その後にURLバーにある「グレーとオレンジのアイコン」をクリックすると、「Copy」のボタンが出てきます。これを押せば目標やフィルタの条件をコピーすることが可能です。

 コピーした後に貼り付け先の設定画面にアクセスして、「Paste」を押せばすぐにコピーが完了します。複数のプロファイルや目標・フィルターがある場合には大幅な時間削減となります。

 ただし、このツールは言語を英語に設定しておく必要があります。先程紹介した、英語版への変更方法を行い、英語版にしてから操作をしてください。英語ですが、用語も特に困ることはないと思いますので、完了したらまた元に戻しておきましょう。

コンバージョン率の差が統計的に優位なのかを確認する「Stats calculator for Google Analytics」

 最後に紹介するツールはZ検定とよばれる検定をGoogle アナリティクスのデータに対して行なうプラグイン(=厳密にはブックマークレット)です。「Z検定」に関してはWikipediaをご確認ください。

 物凄く簡単に説明すると、Z検定は2つのデータに有意差があるを確認する方法です。例えば、「Googleからの流入が1000件でコンバージョン率が4.3%、Yahooからの流入が800件でコンバージョン率が4.0%。この2つは統計的な有意差があると言えるのだろうか?」というのを確認することができます。

 この検定は「目標」及び「eコマース」が表示されるレポートで利用する事ができます。こちらはプラグインではなく、ブックマークレットになります。このページにページにアクセスし、ページ下部にある「Z-Test」というリンクをブックマークバーにドラッグしてください。

 そうすると、ブックマークバーに「Z-Test」に追加をすることが出来ます。

 この後に、Google アナリティクスの「コンバージョン」が表示されるレポートを開きましょう(例:「すべてのトラフィック」のレポートにアクセスし「目標セット」を選択)。その後に先程ブックマークしたリンクを押すと、「Z-test」というボタンが表に追加されます。

 優位差があるかを確認したい、二つの行にチェックボックスを入れたら「Z-test」ボタンを押しましょう。結果が表示されます。

有意差がある場合
有意差がある場合
有意差が無い場合
有意差が無い場合

 以上、8つのプラグインを紹介いたしました。皆さんの業務に役立ちそうなツールはありましたでしょうか? ぜひ、使ってみてください。また今回紹介した以外にもオススメのツールがありましたら、教えていただければ幸いです!

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:06 https://markezine.jp/article/detail/15660

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