楽天リサーチが行った調査によると、電子書籍の認知度は約7割。ここ数年、認知度に大きな変化は見られず、高止まりの傾向が続いている。また、6割弱が電子書籍を利用したいと考えている。
電子書籍を「利用したい」理由1位は、「何冊も書籍を持ち運ぶ必要がなく、手軽になるから」。一方、非利用意向者にその理由を聞いたところ、6割近くが「紙で読む方が好きだから」と回答。そのほか「電子画面で文字を読むのが疲れる」「端末が高そう」「読んだ気がしない」などがあがった。
電子書籍を読む際に使いたい端末の1位は「スマートフォン」で、「iPadなどのタブレット型多機能携帯端末」「パソコン」が続き、「電子書籍専用端末」は4位。
どの程度割安になれば電子書籍を購入する気になるか聞いたところ、突出して多かったのは、「50%ほど安い(半額)」(35.5%)と「100%安い(無料)」(27.7%)の2つ。また、読んでみたい電子書籍コンテンツの1位は「小説」(54.6%)。次いで「旅行・ガイドブック」「雑誌」が続き、電子書籍コンテンツのけん引役と見られている「コミック」を選んだ人は、4位にとどまった。
【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20歳から69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間:2012年6月4日から6月5日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
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