招待状がスルーされると、リマインダーを送ろうする
さて、もし意図せず招待状を送ってしまった場合はどうすればいいだろうか? インターネットメールの仕組み上、送ってしまった後で取り消すことはできない。だが、招待状を受け取って何のリアクションも取らなかったユーザーには、リマインダーを送付されることがある。「最高3件のお知らせメールが送付されます」というのはそのためだ。
できれば、誰に招待状を送ったかを把握し、リマインダーを送付しないようにしたい。そのための画面が、先の「友達を検索」画面の「インポートした連絡先を管理します」のリンクをたどった先にある。

招待状を送った記憶はなくとも、この画面は一度確認しておくとよいだろう。上下2つの欄に分かれていて、「送信済みの招待」は文字通り招待を送付したメールアドレスが一覧されている。招待状を送っていなければここは空欄になっているはずだ。

下の「インポートした連絡先(未招待)」欄には、100件単位でメールアドレスが一覧されているひとも多いのではないだろうか? ここは、メールサービスなどと連携して友達を検索したときに、Facebookに取り込まれ(インポートされ)た連絡先が一覧表示されているのだ。
さらに、iPhoneのFacebookアプリで「連絡先を同期」機能をオンにしている場合には、iPhoneの電話帳にある連絡先が丸ごとインポートされている。なお、このようにスマートフォンの連絡先をもとに友人をマッチングするアプリは増えている。例えば、いま流行りのLineには「友だち自動追加」という機能がある。
一度はチェックしておきたい管理画面
さて、話を「招待とインポートした連絡先を管理」画面に戻そう。この画面を初めて目にすると誰でもギョッとしただろうが、自分がインポートしたアドレス一覧を見ることができるのは自分だけで、外部に公開されているわけではない。また、明示的に操作しない限りは、招待状や友達リクエストが送られることもない。
それでは、なぜここに大量のメールアドレスが蓄積されているかというと、Facebookが友達候補を推薦してくる「知り合いかも?」の欄に表示するユーザーを、このメールアドレスをもとにマッチングしている。このため、インポートしたメアドのなかにいる昔の知人がFacebookを始めれば、右側に「知り合いかも?」といってひょっこり出てくる。
これは自分がインポートしたものだけでなく、どこかで自分の知人がインポートした連絡先のなかに自分のメアドが含まれていた場合にも、お互いの「知り合いかも?」に表示されるようだ。別れた恋人のメールアドレスを消さないで取ってある場合などはとくに注意されたい。

この「招待とインポートした連絡先を管理」では、インポートした連絡先を削除できる。Facebookでつながりになりたくない人や、コンタクトを避けたい人、メーリングリストやブログ投稿のような人以外のメールアドレスは、ここで削除しておくとよいだろう。
気をつけたいポイント7ヶ条
連絡先のインポートや招待状の送付についてざっと見てみた。友達の検索はとても便利な機能なので、ついついいろいろなメールアカウントを連携させて知人・友人を探してみたくなりがちだが、連絡先がインポートされること、そして招待状を送る操作には注意が必要だ。
以下、箇条書きにまとめてみたので参考にしていただければ幸いだ。
1. 友達の検索を実行すると、連絡先をインポートする
2. iPhoneアプリの「連絡先を同期」をオンにしていてもインポートされる
3. インポートされた連絡先は「知り合いかも?」を見つけるのに利用される
4. インポートする際に、招待状を自動で送付することがある。デフォルトでオンになっているチェックボックスなどに要注意(チェックを外したり、スキップしたり)
5. ユーザー登録時の一連の操作に、友達の検索が組み込まれている。不慣れなうちに連絡先をインポートすると、知らず知らずに招待状を送っていることがあるので注意
6. 招待状を送付したかどうかは「招待とインポートした連絡先を管理」画面で確認できる
7. インポートした連絡先の削除も、この画面からできる
また、この一連の作業においては、Facebookヘルプセンターから下記のヘルプが参照できる。この記事の多くもこのヘルプをベースにしている。目を通しておくとよいだろう。
・基本>アカウントの管理>プライバシー>友達の検索と紹介機能
[http://www.facebook.com/help/privacy/find-friends-and-suggestions]
・基本>アカウントの管理>友達>友達の検索
[http://www.facebook.com/help/findingfriends]