オウンドメディアで発信すべき、「本質的な価値」のあぶり出し方
毎日忙しく仕事をしていると忘れがちですが、企業が製品やサービスを販売しているのは、消費者に届けたい価値があるからです。その普遍的な価値こそが、オウンドメディア運営のヒントとなります。
製品やサービスを通じて提供している価値の一例
- 不動産……ライフスタイルをデザインする
- 保険………人生における安心感を提供する
- 美容院……その人の魅力を引き出す
それぞれ提供しているサービスや商品は、「住宅」「保険」「ヘアカット」でも、その背後には「大義」があります。その大義を見つけたら、「安心とはなんだろう」「魅力とはなんだろう」という具合に問いかけ、分解して、「要素」を具体化していくだけです。大義はオウンドメディアの運営指針となり、要素はコンテンツを考えるにあたってのキーワードになります。
当社でも、「Web制作会社です。注文してください」とは言いません。企業のWebを手がけるということは、ビジネスそのものの成果にコミットするということ。オウンドメディアでは、「御社ビジネスのイノベーションをお手伝いします」というメッセージを核に据えています。
そこから、ビジネスやWebマーケティングの先端テーマに関連したセミナー、レポート、コラム、ブログ、フレームワーク公開等のコンテンツを制作し、オープンに提供しています。


実際に、コンテンツ数が増えれば増えるほど、様々な人々から「いいね!」が集まり、人から人へ紹介の輪が広がり、「ちょっと相談したい」「◯◯を頼みたい」という問い合わせが増えました。おかげでロフトワークでは、プッシュ型の営業は一切なし。オウンドメディアが営業マンとして活躍してくれています。
また、コンテンツ化する際には、ユーザが知りたいと思う形に編集することもお忘れなく。難しければ、よりユーザに近い知人・友人等にヒアリングしたり、執筆や編集のプロに依頼しましょう。
- 製品やサービスには届けたい価値=「大義」がある
- コンテンツのヒントは、「本質的な価値」を分解した先にある
- 企業発信の情報を、「ユーザが知りたいと思う形」に編集する