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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

三橋ゆか里の「女性向けマーケティング☆ア・ラ・モード」

eコマースを使い倒して思う、もっと買ってもらうためのコマース「Dos and Don'ts」

他の買い物客の見える化

 ショップで買い物をしていれば、お店の人気度が人だかりでわかったり、いいなって思ったラスト一着のワンピを先に取られちゃったみたいなことが全部わかる。eコマースでそんなワイワイ感はほとんどゼロに近くて、あってもFacebookページをLikeしてる友達がわかる程度。商品が賑わってる感をもっと出せたら素敵。

 それに近いかなと思うサービスが「SneakPeeq」。オープンから3週間で1万ユーザを獲得したゲーミフィケーション要素をちょっぴり取り入れたeコマース。人の「欲しい」が集まれば集まるほど価格が安くなる仕組みで、商品ページに記載があるのは元の価格だけ。現在の価格をチェックするには「ピーク」(覗く)必要があって、1日に許されるピークの回数は20回。商品がピークされた回数、お気に入りされた回数、Likeした人の顔などが表示されていて、人気商品が一目でわかる。リアルタイムに、いま誰々がピークしましたなんて情報も出るためショップで買い物するのに近い感覚が味わえる。

購入済アイテムを活かしたコーディネート提案

 好きなアイテムを見つかって購入したら、あとはそれが届いて終わり。ファッション系のコマースだと商品のレビューすらあまりなかったり。韓国のファッションブランド「DHOLIC」は商品ごとにレビューが掲載されていて、「思ったより大振りのピアスでした」「この値段でこれならコスパはすごく良い」なんて情報が意外と参考になったり安心感につながったりする。

 これって本来最低限必要な部分で、もっというと購入したアイテムをベースにこんな風にも着こなせるけど新着のこんなアイテムはどう?なんて提案してほしい。自社でそれをやってしまってもいいし、例えば「Polyvore」や「iQon」のようなコーディネートサービスの人気コーデを活用してもいいかも。ZOZOTOWNはiQonと連携したし、データベースがつながっているのならやりやすいはず。自分では思いつかないコーデを提案してもらえたら嬉しいし、持ってるアイテムを活かせるものね。

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購入したアイテムをユーズド販売

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この記事の著者

三橋 ゆか里(ミツハシ ユカリ)

ライター・記者。
オンラインショップ、UIコンサルティング会社、Web制作会社等を経て2009年に独立。日経デジタルマーケティング、TechWave、Tech in Asia(英語)などで執筆。また、女性誌のウェブサイトやスマホアプリ紹介の記事も手がける。アジアのITニュースが集まるStartup Datingでは、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/08/07 12:00 https://markezine.jp/article/detail/16165

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