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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

FEATURE

何が届くかは“あの人”におまかせ! 新しいECのかたち「サブスクリプション(定期購入)型コマース」とは?

老舗酒屋の25代目がおいしいお酒を教えてくれる「SAKELIFE」

 日本酒の定期購入サービス「SAKELIFE」では、3,000円の「ほろ酔いコース」と5,000円の「ぐい呑みコース」を用意し、おいしいお酒・酒器・メールマガジンを定期的に提供している。

 SAKELIFEでは、創業500年の歴史をもつ老舗酒屋の25代目跡取りである高橋氏によって、日本に5,000種類以上あると言われる日本酒の中から、選りすぐりの日本酒が届けられる。

 若者の間で日本酒があまり飲まれないのは、正しい知識を持たず、美味しい日本酒を知らないからだと感じた高橋氏。従来のECでは互いの顔が見えないため、街の酒屋さんように美味しいお酒の提案や交流は期待できず、日本酒の魅力を十分に伝えることはできないと考える。

高橋氏とともにSAKELIFEを運営する生駒氏
SAKELIFE代表
生駒龍史氏

 定期購入型を選択した理由について、「モノを買うという行為はコミュニケーション。顧客との長期的な関係構築による信頼関係の獲得が定期購入の命だ」と語るのは、高橋氏とともにSAKELIFEを運営する生駒氏。日本ではコンビニやECが発達しているため、顧客にとって定期購入のメリットは少ないとした上で、「一度購入しただけの店からメルマガが届いても、営業メールが来たと思うだけで、また買おうとは思わない。しかし、ある程度の知識と経験が必要な日本酒は、誰かから定期的に教えてもらい、双方向のコミュニケーションをとりながら楽しむことができる」と語る。

 今後は、現在の定期的なプランに加え、会員専用のECを構築することで、追加購入や目的別の細かなニーズにも応えていきたいという。

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衣食住のアイテムをキュレーションする「HATCH」

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/09/10 11:00 https://markezine.jp/article/detail/16357

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