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クロスメディアが変える!広告コミュニケーションの現場

クロスメディアからクロスコミュニケーションへ、そのカギとなる「360°コミュニケーション」とは?


「絆=エンゲージメント」の構築とWebの重要性

 そして、プロダクトやサービスの情報だけでなく、日常的に消費者との良好な関係を構築する上でもっとも有効なメディアがインターネットであると言えるのではないでしょうか。そのプラットフォーム上でどのようなコンテンツを構築するかが企業の広告展開の価値を形成する重要なファクターになっていることは間違いありません。

 なぜならば、これまでの広告コミュニケーションの中心はキャンペーン型であり、選択と集中を行った上で、短期間に費用を集中させ最大効果を目指すという方法が中心でした。現在では、TVスポットを1年間流しつづけることは、現実的には不可能に近い状況です。それをできる企業は国内でほんのわずかしかいないと言わざるを得ません。しかし、メディア接点を360°と捉え、企業が発信するコミュニケーションすべてが消費者との関係作りに影響を与えていると考えると、店頭やOOH、インターネットなど、1年間を通して体験を創出するコミュニケーションを構築することが現実的な展開になってきます。

 以前「絆=エンゲージメント」の構築が重要であることをお話しましたが、それは、消費者にとって信頼できる有用な情報源としての「絆」でもあり、広告主がより効果的なターゲットとのコミュニケーション(ターゲット/標的からパートナー/ファンへの変換)を構築するための「絆」でもあると言えるのではないでしょうか。

 そして、その次世代型のマーケット構築を担うのがWebの役割でもあるとも言えるのです。こんな観点から広告を考えると、広告主として、媒体者として広告に対する目が変わってきませんか?

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この記事の著者

三輪 宗久 (ミワムネヒサ)

(株)アサツー ディ・ケイ勤務。インターネットに関する、調査マーケティング、制作メディア・事業開発・事業推進などの担当を経て2004年よりクロスメディアセクションへ。現在は、さらにADKインタラクティブ・ディビジョンにて、インタラクティブコミュニケーションを中心にクロスメディアプランニングに従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/28 21:14 https://markezine.jp/article/detail/1649

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