こんなに使われているBlippar、ワクワクする活用事例をご紹介
ここからは、Blipparを使った10の事例をご紹介。そんなこともできるの?を現実にしちゃうBlipparの「AR(仮想現実)」。これから紹介する事例を見ると、ARの可能性がいろいろ膨らんでいく。お菓子や化粧品メーカー、ミュージシャンからオバマ大統領まで、バラエティに富んだBlipparの世界。ワクワクを提供するって大事だよね。
1. キャンディーバーがゲームの舞台に早変わり
Cadburyのキャンディバーを読み込むと、始まるのは「Qwak Smack」という独自ゲーム。キャンディーバーの隅からひょこっと出てくるあひるたちを叩いて、スコアを30秒で競うというもの。Blipparが正式にサービスローンチしてから初の活用事例。ゲームで遊ぶ用と、食べる用と普段以上にキャンディバーが購入されそう。
2. 世界的の人気歌手が新アルバムをプロモーション
2012年のForbesによる「最も収入が高い30歳以下のスター」で、5,500万ドルで2位にランクインしたJustin Bieber。新作アルバム「BELIEVE」のプロモーションにBlipparを活用。パンフレットを読み込むと、Justinからの動画メッセージが再生される。そのままアルバムが購入できたり、あらかじめ用意されたフレームでJustinと写真を撮ることもできちゃう。次のコンサートチケットがあたるキャンペーンも実施。ファンなら相当盛り上がりそう。撮った写真はSNSでのシェアにも最適。
3. いちいち塗ることなく新色ネイルをお試し
MAYBELLINE NEW YORKの広告を読み込むと、新色ネイルが輪になって表示される。好きな色を選んだら、画面に映し出される指の位置に自分の指を配置。すると、その上に新色ネイルをのせられて、自分の指に合った位置に移動もできる。タップするだけで全色試せちゃう。
4. かっこいいブランディングに繋げたBudweiser
NASCAR(全米自動車競争協会が統括するカーレース)のドライバー、Kevin Harvickを起用したキャンペーンを展開したBudweiser。ビールの缶、パッケージ、ポスターなどを読み込むと、そこがレースサーキットに。Kevin Harvickのオリジナル動画が観られたり、バーやサーキットなどシーンを選んで彼と一緒に写真を撮ることも。
5. 国民に寄付を呼びかけるオバマ大統領
大統領選で資金を集めるために、オバマ大統領もBlipparを活用。読み込むイメージに選んだのは5ドル紙幣。誰でも持ってるし、今回の資金援助という目的も連想させる。5ドル札を読み込むと、大統領の肉声メッセージが流れ始める。ボランティアに立候補したり、税金の計算ツールを使ったり、寄付することも。オバマ大統領にハイファイブしてる写真も撮れちゃう。完成した写真はTwitterやFacebookで共有できる。
6. ケチャップ「Heinz」のレシピブック
Heinzのケチャップボトルを読み込むと、ケチャップを使った様々なレシピが登場。ケチャップはフライドボテト以外にも使えるのよってことをアピールするためのキャンペーン。お店に並んだケチャップボトルを読み込めばレシピがチェックできるから、購入を迷う人の決め手にもなる。レシピは動画でも再生されるし、キッチンにいながらにしてチェックできて便利。
7. 家にいながらOMEGAの時計を試着して
新聞に掲載されたOMEGAの広告を読み込むと、時計の3Dモデルが登場。それを自分の腕に重ねてつけてみたり、スマホをシェイクすることで違う時計にチェンジ。3Dモデルがかなりリアルだから本当に欲しくなっちゃいそう。3Dモデルで文字盤など細部まで見られて、まるで時計を手に取っているよう。
8. eコマース「ASOS」のカタログで即買い
ASOSのカタログに掲載された写真を読む込むと、正面を向いたモデルを色んな角度からチェックできる。モデルが着ているアイテムをそのままスマホで購入も可能。購買行動の流れとして、雑誌で見る→ネットで検索→購入っていうのはあるから、そのまま買えるのは理に適ってる。違う角度で見られたり十分なコンテンツも揃っているから購入も決断しやすいね。
9. 名刺には収まらない会社の情報を
印象を残したり顔を覚えてもらうために顔入り名刺なんかもあるけれど、JWT Londonが活用したのはBlippar。社員の名刺を読み込むと、会社紹介の動画が流れたり、会社へのアクセスマップが表示されたり。スマホのGPSを使って、そのままオフィスまでの道案内もしてくれる。
10. 動く表紙、ARで洋服を試着
「STYLIST」の表紙を読み込むと、シンクロナイズドスイミングをする女性たちが動き始める。雑誌の表紙から浮かび上がる感じがまた素敵。モデルの写真を読み込むと、彼女たちが着ているアイテムをそのまま購入できたり、コーディネートをARで試着することも。アンケートのページを読み込むと投票に参加できて、ページを開きながら投票結果がリアルタイムにわかっちゃう。
Blipparを活用したプロモーションをいくつか展開したエージェンシーによると、一回の滞留時間の平均は約3分。普通の広告は一目で見て終わってしまうことを考えると、消費者とのエンゲージメントがかなり高いことがわかる。また、パッケージを読み込んでゲームができるようなプロジェクトよりも、写真などのコンテンツを撮ってユーザが自らのデバイスに保存できるようなものの方が効果が高いそう。
Blipparは、スマホアプリで読み込んで広告を展開することを「Blip」と呼んでる。"Let's google that"(それググってみよう)とかって言うけれど、同様に"Let's blip that"って言われるような動詞になりたいと。Blipparのサイトには、実際に試せる「Blipps」の一覧 があるのでチェック。イギリス、アメリカに続く新規市場も開拓してるみたいだから、Blipparが日本にくる日もそう遠くないかも?最初に活用するのはどこかしら。
