電通デジタルは、電通とスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」と共同で、新たなデータクリーンルーム「DAZN Open Marketing Engine」を構築した。
電通が保有・連携するテレビ視聴データや位置情報データなどと、DAZNが保有するスポーツコンテンツの視聴データや広告接触データなどを統合することで、人基点の実行動データを基に、テレビやオンラインでのスポーツコンテンツの視聴やスタジアムでの観戦状況といったファン行動の可視化や、それに基づく広告・協賛効果の分析を可能にする。

スポーツコンテンツを活用したマーケティングでは、視聴デバイスや視聴環境などが多様化したことで、従来の指標では測れない新たな価値が生まれている。一方で、こうした変化により、人基点でのファン行動の正確な把握や、広告・協賛効果の定量的な測定は難しく、スポーツコンテンツの価値証明における課題となっていた。こうした状況に対応するため、3社はこの度の取り組みに至った。
3社は、本ソリューションを起点に、1stパーティデータや他の企業が保有するデータクリーンルームとの連携、グローバル展開などにも取り組み、企業の課題により広範かつ柔軟に対応する。これにより、スポーツコンテンツの価値証明と企業マーケティングのROI向上を推進していく。
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