Androidスマホ利用者のネット利用時間がPCを上回る
ニールセンは、スマートフォンの利用動向を計測し、レポートする新サービス「Mobile NetView」のパイロットデータを発表。2012年9月のAndroidスマートフォン利用者の月間一人あたりのインターネット利用時間は1,492分で、PC利用者の1,301時間を190分上回った。
スマホユーザーは、ブラウザよりもアプリを多用
Androidスマートフォンにおけるインターネット利用時間の内訳では、ブラウザを介しての利用時間が一人あたり572分、一方アプリケーションを介しての一人あたりの利用時間は920分と1.6倍も多い。従来、PCではブラウザでインターネットサービスを利用するのが主体だったが、Androidスマートフォンでは、専用のアプリケーションでインターネットサービスを利用する傾向が高いことを意味している。
インターネットの利用頻度を示すセッション数を比較すると、PC利用者の月間一人あたりのセッション数が46回であるのに対して、Androidスマートフォン利用者は161回で、3.5倍も多い。スマートフォン内のセッション数の内訳は、アプリが105回に対して、ブラウザは56回。利用時間と同様にアプリでの利用が多くなっている。
セッションごとの平均利用時間は、PCが28分、Androidスマートフォンは9分。スマートフォンユーザーが日常行動の中で、こまめに、かつ、頻繁にスキマ時間を使って、インターネットサービスを利用している様子がうかがえる。
ブラウザを利用したページビューの比較ではPC利用者が月間一人あたり2,565ページをブラウザ上に表示するのに対し、Android スマートフォン利用者は1,534ページとなっており、ブラウザ上で表示される広告媒体としては、まだPCサイトの方が優位となっている。
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