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Facebookマーケティングマネージャーが解説する「Facebookブランディング」入門講座

成功したFacebookキャンペーンを分析!(事例その4)
「Social by Design」を実践したBest Western Hotelから学べること。

「Be Authentic 本来の自分であること」

 6回にわたってFacebookマーケティングに関して事例を中心にご紹介してきましたが、あらためてFacebook上でのコミュニケーションにおいて大切なことは何か整理したいと思います。

 まず 大切なことは、あなたのブランドのファンの声に耳を傾けることです。

 今回のケースで優れていた点として「Social by Design」をあげました。しかし、これを実行するためには、まずFacebook上で人々がどんな発言をして、どんな行動をしているか、観察し耳を傾けることが、プランニングの前に必要になります。

 耳を傾け、ファンの気持ちを理解し、彼らの心に届くアイデアを立案し、実行することが重要になります。そのアイデアは、他のあらゆるメディアで共通して言えることですが、タイムリーで、便利で、エンターテイメント性のあるものが、そうでないものに比較して成功する可能性が大きいのは言うまでもありません。しかしそのようなアイデアを生み出すこともまず、「耳を傾けること」から始まります。

 そして、常に「Be Authentic 本来の自分であること」を忘れないでください。Facebookは、ユーザーが実名、本来の自分の情報で登録し、実社会の友だちや同僚、家族と交流を楽しんでいる場所です。そこにブランドが入っていく際には、そうした事実をリスペクトすることが重要になります。

 また我々が第三者機関と共同で実施したユーザー調査によると、Facebookの日本のユーザーの約6割が、企業のページに「いいね!」をした理由として、「そのブランドが自分のパーソナリティを物語る大切な要素だから」と回答しています。あなたのブランドのファンは、Facebookで自分のパーソナリティの一部であるブランドとコミュニケーションをとることを待っています。彼らの声に耳を傾け、ブランド本来のパーソナリティで、コミュニケーションを実行してください。

 そして日本から、世界中のマーケターのお手本になるような事例がFacebook Studioに寄せられることを期待しています。

 さて、約3か月弱の短い間ではありましたが、Facebook Studioと、そこに寄せられている事例のご紹介の当連載は今回で最終回となります。Facebook Studioがこれから皆様のマーケティングキャンペーンの立案にインスピレーションを与えるツールとして役立っていくことを願って、ご挨拶に代えさせていただきます。

 連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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この記事の著者

須田 伸(スダ シン)

須田伸(すだ・しん)
Facebook Marketing Manager

早稲田大学政治経済学部卒業後、1992年株式会社博報堂入社。CMプランナー/コピーライターとして「ACC賞」「日経広告賞」「消費者のためになった広告コンクール」などの広告賞を受賞。 1998年カンヌ国際広告祭ヤングクリエイティブ・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/12/20 11:00 https://markezine.jp/article/detail/16924

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