大日本印刷(以下、DNP)とアドバンスト・メディアは、ネットスーパーの利用拡大に合わせて、スマートフォンで食品などを簡単に注文できる食品専用音声認識システムを日本で初めて開発した。
近年、生活者のライフスタイルの多様化やネットワークインフラの進展に伴い、ネット経由で注文した食品などを自宅に届けるネットスーパーの需要が急増している。利用者の1回あたりの平均購買点数は約20点と多く、目的の商品を注文するために頻繁に画面移動やテキスト検索などを行うことは、スマートフォンの操作に不慣れな人には使いにくいという課題があった。
この課題に対して、両社は音声入力により簡単に検索・注文できる食品専用の音声認識検索システムを開発した。
DNPは、当システムをネットスーパー向けに専用の食品注文アプリとして提供する。生活者はこのアプリをインストールし、アプリを起動後、音声で希望の商品名を告げ、表示された商品をタッチして注文することができる。
今後DNPは、ネットスーパーや食品宅配事業者などと共同で、当システムの実用化に向けた実証実験を実施し、2013年度のサービス開始を目指す。
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