SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

「Google アナリティクス リマーケティング」が変える広告と解析の世界

ウェブマーケティングにおける顧客生涯価値(LTV)と企業ブランドサイトでのリマーケティング活用法

ブランドサイトにおけるリマーケティング

 ブランドサイトにおいて、ユーザーのカテゴリ分けと顧客ロイヤルティを高める考え方を解説してきました。これからは、それぞれのユーザーの顧客ロイヤルティを高める具体的リマーケティング施策例を考えていきます。縦方向と横方向で以下のようなロイヤルティ向上施策が考えられます。

縦方向の顧客ロイヤルティ向上施策例
対象ユーザー 目的 施策
(9)単一製品のブランドサイトへ訪問したユーザー 再訪問と
インタラクション
メルマガ登録キャンペーン、
期間限定キャンペーン、
資料ダウンロードによる当選キャンペーン
(7)ブランドサイト
インタラクションユーザー
複数回訪問と
インタラクション
季節毎開催のキャンペーン、
ブランド内の新製品案内、
新規コンテンツ追加の案内
(5)複数回
単一製品のブランドサイト
インタラクションユーザー
頻繁な訪問と
インタラクション
新製品案内、
製品同梱の応募券を複数枚集めての応募キャンペーン、
友達紹介キャンペーン
(3)頻繁
単一ブランド
インタラクションユーザー
ロイヤルユーザーへの転換 サイトへの投稿キャンペーン、
ソーシャルメディアへの投稿キャンペーン
横方向の顧客ロイヤルティ向上施策例
対象ユーザー 目的 施策
(9)単一サイトのブランドサイトへ訪問したユーザー 他ブランドサイトへの訪問 ファンになった製品との親和性の高さを訴求する他ブランドの製品案内、他ブランドの開催中キャンペーン
(7)ブランドサイト
インタラクション
ユーザー
複数ブランド訪問とインタラクション 他ブランドとイメージなどを統一した
ブランドファミリーを紹介するコンテンツの案内

 このように、各カテゴリのユーザーにあった縦のロイヤルティ向上施策、もしくは横のロイヤルティ向上施策をリマーケティングで実施することで、(1)と(2)のユーザーを増大させ、顧客生涯価値の向上を実現できます。

次のページ
リマーケティングリストの具体例

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
「Google アナリティクス リマーケティング」が変える広告と解析の世界連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 輝明(ヤマダ テルアキ)

NRIネットコム株式会社 クラウドテクニカルセンター 副センター長 兼 営業DX推進担当

2009年にNRIネットコムに入社。デジタルマーケティング事業を立ち上げ、特にGoogleアナリティクス、デジタル広告に関するビジネス拡大に注力。2018年にNRIネットコムから一旦退出し、株式会社MeeCapを設立、スタートアッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/02/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17127

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング