アサツー ディ・ケイは「生活者とメディア総合レポート2013」と「デジタルメディアと生活者レポート2013」の2つの調査レポートを発行した。
進むスマートフォンシフト
スマートフォンからのネット利用率は2011年11%から、2012年は25%まで倍増した。特にM1(男性20~34歳)とF1(女性20~34歳)では、他の年代と比べスマートフォンでのインターネット利用率が高い。
ネット利用時間は、10代ではスマートフォンがPCを上回り、ほとんど毎日2時間以上、スマホからネットを利用ししていることが明らかに。ネット利用の入口がモバイル(ガラケー)中心であった10代は、スマートフォンの普及こそ遅いものの利用時間は長いようだ。
また、ネット利用時のテレビの「ながら視聴」のデバイスにおいては、気軽に情報を共有できるスマートフォンの存在感が高まっている。
メディア接触率
時間帯別に接触率の最も高い情報メディアを見ると、平日の夜間帯(19~24時)は、男女10代およびF1層においては「テレビ時間」であったが、M1層では「PC・タブレット時間」であった。
また女性10代は平日・休日を問わずモバイルに常に多く接触しているが、男性10代では平日夜や休日になると接触率がやや低下することが明らかに。各世代とも休日は平日に比べテレビの接触が増加し、「テレビ+PC」が接触の軸であった。
【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2012年5月
調査地域:関東1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)
調査対象:12~69歳の男女
サンプル数:10,753サンプル
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