日立製作所は、マーケティング領域におけるビッグデータ利活用事業の提案力強化を目的として、博報堂と協業することで合意した。
急速な伸長が予測される国内のビッグデータ関連サービス市場において、「マーケティング領域におけるビッグデータ利活用促進」の分野が、市場の拡大を牽引していくと予測されている。
本合意に基づき、4月1日から両社協働プロジェクトである、マーケット・インテリジェンス・ラボ(仮称)を設立する。
博報堂が現在提供しているコンサルティングサービスやマーケティングに関するノウハウを、日立のビッグデータに関するソリューションと合わせ、日立の顧客企業に向けたサービス提案を共同で行うほか、独自のソリューション開発にも取り組んでいく予定。
これにより、顧客企業において、ITシステムの情報をマーケティングや経営に活用するニーズが高まっている情報システム部門と、ITシステムの情報を活用することが求められているマーケティングや宣伝部門、事業部門などに提案することで、顧客企業がビッグデータ利活用に全社で取り組める環境づくりをサポートしていく。
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