アイ・ティ・アールは、同社が発刊した「ITR Market View:マーケティング管理市場2013」に基づき、マーケティング支援、アクセス解析、ソーシャルメディア解析およびECサイト構築管理の市場動向を発表した。
メール送信市場
需要の拡大で2011年度市場は13.5%増、2012年度も高成長の見込み。
メール処理市場
2011年度は主要ベンダーの低迷で市場は1.6%の微増、2012年度は復調傾向にある。
マーケティング管理市場
認知度の向上により2011年度は28.6%増と急成長、2012年度はさらに拡大の見込み。
アクセス解析市場
ロックオンやIBMの躍進で2011年度は9.4%増、2012年度も好調の見込み。
ソーシャルメディア解析市場
注目度の高まりに伴い、2011年度は36.9%増、2012年度も大幅増を予測。
ECサイト構築管理市場
2011年度は再構築案件が好調で市場は高成長を維持、SaaS市場が急拡大している。
ソーシャルメディア解析市場が急拡大
国内ソーシャルメディア解析市場の2011年度の出荷金額は約14億円、前年度比36.9%増と大幅な伸びを記録した。同年度のベンダーシェアは、ホットリンク、トライバルメディアハウス、プラスアルファ・コンサルティングの3社が約7割を占め、市場を大きく牽引している。2012年度の同市場はさらに同41.8%増の20億円に達する見込み。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのビジネス利用としての有効性・認識が高まりつつあり、また参入ベンダーが増加傾向にあることから、同市場の年平均成長率(CAGR・2011~2016年度)は、23.2%と高い伸びを予測している。
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