SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

最新調査レポート

「いいね!」「コメント」「シェア」投稿上位ランキングに明らかな違い【リサーチ】

最もハードルが高い「シェア」

 企業の投稿をユーザが自身のタイムラインに引用する「シェア」。自身のタイムラインに残したいと思う、または、友達に紹介したいと思うほどモチベーションが高いアクションです。そのため、3つのユーザアクションのうち、最も価値が高いと言えるのではないでしょうか。また、シェアされると投稿自体のリーチ数(※)が多くなるというメリットもあります。

 リーチ数:投稿を見た人のユニーク数

 企業の投稿をどれだけのユーザーが自分のタイムラインに引用、掲載してくれるか。プレスリリースがどれだけのメディアに掲載、転載されるかという視点にも近いです。1回の投稿の力で、どれだけ多くの人にリーチできるか、知恵の絞りどころです。

【シェアランキング】2013年3月上位20投稿(4/10時点集計)
【シェアランキング】2013年3月上位20投稿(4/10時点集計)

 2位の東京駅は「はやぶさ」の運転台から撮影した動画。3位のTOYOTA「TOYOTA i-ROAD」も超小型2人乗り電気自動車の動画。動画投稿は、写真に比べてユーザアクションが伸びにくいと言われていますが、それぞれ1,563件、1,446件のシェアを獲得。それだけ、友達に伝えたいと思わせる情報だったと言えでしょう。また、11位Sonyのヘッドマウントディスプレイ、17位SUBARUの次期コンセプトカーなど、「見たことのないもの」を見せた驚きの投稿が多くシェアされる傾向にありました。

 そうは言っても、企業としては毎日「見たことのない」話題を提供したり、新しい発表ができる訳ではないことも事実。そこで、ちょっとした考え方の転換をしてみることも大切です。

 実は「中の人」として見ていると当たり前の情報でも、「外の人」からしたら「見たことのない」新鮮で人に伝えたくなる情報は多いはず。少し視点を変えてみると、自社の資産の中に、キラリと光るネタがあるかもしれません。そういった資産の中にこそ、その企業らしさが眠っているとも言えるのではないでしょうか。

 もうひとつ、注目したいのが5位のカップヌードル。毎回記念日に面白い投稿をしており、3/3のひな祭りと掛け、お雛様がカップヌードルを食べている隣で、お内裏さまが「あっ!」のひとこと。もちろん文字数はランキング中、最短。画像で魅せる投稿が印象的です。

カップヌードル Facebookページ 3/3の投稿より引用
【カップヌードル Facebookページ 3/3の投稿より引用】

次のページ
法則に頼るのではなく、企業として「何を」発信したいか

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
最新調査レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社アイ・エム・ジェイ R&D室(カブシキカイシャアイ・エム・ジェイ アールアンドディーシツ)

IMJグループ では、デジタルマーケティングに関わる様々な情報を、多様な視点から調査・分析を行い、各種調査レポートを発信しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/06/07 14:00 https://markezine.jp/article/detail/17782

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング