最新型の企業オウンドメディアが生み出す、新たなつながり
――現在、オウンドメディアについては多くの企業が注目し、また取り組んでいきたいと考えています。その中で、日本コカ・コーラが今回「Coca-Cola Journey」を立ち上げるということは大きなインパクトがあると思います。広報の担当者として、ご自身ではこのプロジェクトにどんな気持ちで取り組んでいますか。
僕自身、こういうプロジェクトははじめてですし、これまでの知識を使いながら新しいことを学べるので楽しいですね。これまでは、企業広報やコカ・コーラ ブランドのPR、しかもマーケティングのPRをずっとやっていたので、ある意味、幸運にも「コカ・コーラ」らしさを感じられる仕事に携わる機会をたくさんいただいてきました。
さらに、この会社に入ったときは社内広報の担当で、社内報の制作としてカメラを首からぶら下げて社内のイベントのあちこちを取材してまわった。でも、社内報なんて忙しいとみんな読んでくれない。それを担当当時はいかに読んでもらうかというのを自分なりに工夫して考えていました。そのときの業務を思い出しながら、「コカ・コーラ」らしさ、そしてコカ・コーラシステムという企業の魅力を伝えるためのネタを探し出して、社内外の人たちと協力しながら新しいことに挑戦できるのが楽しいんです。

――これからは運用についてもいろいろ試行錯誤していくことになりそうですね。
「Coca-Cola Journey」では、積極的に外部のライターさんと協力していこうと思っています。このサイトを見た人が「私も書きたい」と言ってくれる、そんなネットらしい有機的なつながりが生まれたらいいなと思っています。一般の方に見ていただくということ以外にも、社内やボトラー社さんから「これも取り上げてよ」と言ってもらえたら成功ですね。
――最後に新しいコーポレートサイト「Coca-Cola Journey」に期待することとは。
コカ・コーラはあるのが当たり前になっているところがあると思うのですが、こういう新しい切り口でサイトをやることによって、より多くの人に日本コカ・コーラ、そしてコカ・コーラシステムという企業体を、そして我々のブランドやサービスについて、もう一度関心を持ってもらいたい。Journey発の情報に触れた後、街中でコカ・コーラを見た際、まず振り向いていただいて、好きになっていただけたらなと思います。
また、このサイトに興味がある人、コカ・コーラの記事を書いてみたいという方はぜひ手を挙げていただきたい(笑)。そして、一緒にお仕事する中で、コカ・コーラの新たな一面を知ってもらい、またその方がパートナーとして情報発信していただけたらと思っています。そういうつながりが生まれて「Coca-Cola Journey」に還元される。そういうネットワークが生まれることも期待しています。