2013年3月にリリースされた中小企業・個人事業主のための全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」は、すでに6500を超える事業所が採用。今月11日には、有料プランへの移行機能を追加し、順調に増加している。
ビジネスの拡大に伴い、運営会社のCFOは、インフィニティ・ベンチャーズとシリコンバレーの大手ベンチャーキャピタルDCMを引受先として、総額2.7億円の第三者割当増資を実施。同時に商号を「freee株式会社」に変更した。
会計ソフト「freee」は、簿記の知識がなくても簡単につかえる個人事業主や中小企業のためのクラウド型の会計ソフト。銀行やクレジットカードの入出金明細を自動で取り込み、記帳を自動化するほか、青色申告ソフトとしても利用できる。さまざまなデータやツールとの連携とAPIの提供、学習機能の強化により、あらゆるスモールビジネスの経理業務の自動化を推進。また、コラボレーション機能によって、会計事務所や税理士事務所とクライアント企業との協業、チーム内での経理業務や管理業務の効率的な分業が可能になる。
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