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スモールビジネス向けO2Oプラットフォーム!LINE@活用企業特集

読者の1割超にLINE@でリーチ!金銭的メリット以外の、ユーザーがうれしい情報とは?集英社 マーガレット編集部の事例


クーポンを配信せずに、友だちにメリットを感じてもらうには?

 この連載でも、いくつかLINE@を活用している企業の事例を紹介してきたが、主にクーポンを配信して売上へつなげている企業が多かった。しかしながら、同誌の場合は、雑誌という商品の性質上、割引クーポンの配信などは基本的にはできない。

 「割引やクーポンは、ユーザーにとってのメリットが明確ですよね。しかし、マーガレット編集部のアカウントは、友だちになっていただいても、雑誌が割引になるといった利益が得られるわけではありません。金銭的なメリットはないが、ユーザーにとってうれしい情報とは何か、という課題に向き合う必要があります。

 僕たちの一番の強みは、やはり漫画家です。LINE@を通じて漫画家が持つパワーを伝えていくことで、割引以上の価値を提供していきます」

情報を循環させて拡散していく、LINE@活用もその一環

 だからこそ、「情報の広がりを目的に利用している面が強いです」と澤野氏は指摘する。

 「今、情報の流れは変わってきています。『マーガレット』の主要読者の女子中高生にフォーカスして情報を届けることは、もちろん大切です。一方で、情報の広がりという観点では、主要読者層以外の社会人にもソーシャルメディアを通じて情報を発信して、循環させて広げていきたいと思っています。なのでLINE@もその一環として活用しています。

 LINE@アカウントを開設したことによる、雑誌の売り上げへの影響はまだ見えていません。ただ、今後読者アンケートを定期的にとっていく中で、半年後、1年後には効果が見えてくればと期待しています」

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2013/10/10 11:12 https://markezine.jp/article/detail/18380

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