ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、次世代インターネットサービスに関する新コンセプトモデル「さわれる検索」、ならびに新コンセプトを実際に具現化した「さわれる検索」プロジェクトを発表した。
「さわれる検索」とは、これまでのインターネット利用のスタイルであった文字・音声入力によって情報を「見る」「聞く」ことから、情報を「さわる」ことに発展させたコンセプトモデル。3Dデータベースと3Dプリンタを融合させることにより、音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタからの出力によって実際の「立体物」を生成し、アウトプットするという仕組みになっている。
また同時にYahoo! JAPANでは、「さわれる検索」プロジェクトとして、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)への導入を行う。本格導入として、9月20日~10月18日までの約1か月間設置し、盲学校の生徒達は自由に体験できる。その後は有効利用可能な機関を選定し、「さわれる検索」マシンを寄贈する予定。
そして、本日よりプロジェクトサイトを開設し、企業や一般の方々から3Dデータを募集することで、より多くの3Dデータを収集し「さわれる検索」プロジェクト用として蓄積していく。さらに、「さわれる検索」は3Dプリンタを持つ一般の方々へも一部データを期間限定で提供する。なお、海外展開や事業化は、現時点では未検討とのこと。
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