検索やソーシャルなどオンライン広告キャンペーンの管理運用ツールを開発・提供するカナダのAcquisio(アクイジオ)は、Yahoo! JAPANの新機能「ユニファイドキャンペーン」への対応を完了、さらにBaidu広告のサポートを改善し、日本と中国市場の代理店とマーケターに対してオンライン広告キャンペーンツールを提供すると発表した。
アクイジオのプラットフォームを利用することで、クリックやコンバージョン数をトラッキング、また、アトリビューションの管理、入札価格や予算の調整が自動的に行われる。代理店やマーケターはグラフ等を活用した分かりやすいレポートを自動的に自社ロゴを入れたフォームで作成可能。キャンペーンや広告グループ、広告、キーワードの運用を管理画面、あるいは、Excelシートによって効率的に運用し、管理運用にかかる時間を削減する。
アジア市場に対して同社は長期的な投資を行う予定。日本のアクイジオ利用者はロンドンオフィスがサポートしてきたが、アジア市場の最初のオフィスの設立を検討しており、その具体的な内容については、今後数か月以内に発表される。
アクイジオプラットフォームの日本での最初のユーザーであるデジタルエージェンシー、ルグランCEOの泉浩人氏は「アクイジオのプラットフォームは広告効果をクライアントに容易、かつ効率的に伝えるためのコミニュケーションツール。ビッグデータが注目される一方、膨大なデータの意味をより分かりやすく伝えることが重要となるため、アクイジオのようなツールは代理店・マーケターにとって、今後必要不可欠なものになるだろう」とコメントしている。
アクイジオは検索やソーシャルなどオンライン広告キャンペーンの管理運用ツールを開発・提供しており、マルチチャネルでの管理運用が可能なアクイジオプラットフォームは、WPP、Omnicom、IPGやPublicsといった大手総合代理店から、Bertelsmann, Cossette、iProspect、Isobar、NetBooster、PhDやYellow Pages Groupなど、デジタル系代理店まで世界で幅広く利用されている。
【関連記事】
・クラウド マーケティング プラットフォームのTurn が日本での事業を開始
・サイバーエージェント、米TURN社「Campaign Suite」の取扱いを開始
・AOLの動画広告プラットフォーム部門「Adap.tv」日本参入
・DAC、米TubeMogulと資本業務提携~国内動画RTB市場参入へ
・Yahoo!プロモーション広告の入稿支援ツール「キャンペーンエディター」提供開始