ターゲティング広告の種類
このような仕組みのもと、バナー広告は誰かがサイトを訪れるたびに表示される。このとき、ページがロードされるたびに、単に広告を表示するのではなく、『どこに広告を出すのか?誰が広告を見るのか?』という観点で表示する広告を切り替えたりする。
それが“ターゲティング広告”なのだ。

ターゲティング広告といっても実は色々な種類が存在する。ここではターゲティングと称される広告配信手法の概要と利用目的の一部を紹介しよう。
サイトターゲティング
概要:特定のウェブサイトにのみ広告を表示する。
目的:サイトを指定することで、広告表示先ウェブサイトを閲覧中の消費者に広告を表示できる。

コンテンツターゲティング
概要:広告表示先ウェブページのコンテンツに関連する広告を表示する。
目的:ウェブページのコンテンツに関連する広告を表示することで、訴求内容に興味を示すであろう人に広告を表示できる。

デモグラフィックターゲティング
概要:年齢、性別、居住地域といった広告を見る人の属性情報(デモグラフィック)に応じて広告を表示する。
目的:訴求内容に興味を示す可能性の高い属性情報を持つネット利用者に広告を表示できる。

行動ターゲティング
概要:ネット利用者の行動履歴に応じて、興味・関心を推測し関連した広告を表示する。
目的:訴求内容に興味・関心がある人に広告を表示できる。

リターゲティング
概要:広告主サイトに訪れたことのある人に、広告主サイトとは別のサイトで広告を表示する。
目的:一度サイトを訪れた人に対して、再来訪を促すことができる。

リターゲティングも厳密には行動ターゲティングのひとつだが、現在、最もポピュラーなターゲティング手法である。ちなみに「リターゲティング」はマイクロアドの登録商標である。