大日本印刷(以下、DNP)、日本ユニシス、図書館流通センター(以下、TRC)、丸善の4社は、共同で図書館向けにクラウド型で提供する新たな電子図書館サービスを2014年4月に開始する。今後は5年間で300図書館への導入を行い、60億円の売上を目指す。
DNPは電子図書館サービス全体の企画・設計を行ない、日本ユニシスはシステムの設計・開発・クラウド環境提供を担当。また、DNPグループのモバイルブック・ジェーピーが図書館向け電子書籍コンテンツの調達を行い、TRCが公共図書館向け、丸善が大学図書館向けに本サービスの販売を担当する。
本サービスは、公共図書館や大学図書館に対して、電子図書館の構築・運営に必要なシステムや利用可能な電子書籍などをクラウド型で提供するもの。従って導入時にサーバーやシステムを新たに購入、構築することなく、短期間、低価格でのスタートが可能。また、電子書籍に関しては、「文芸」「ビジネス」「言語学習」「専門書」等の分野を中心に1万タイトル以上が既に提供可能であり、今後もラインナップの充実に努める。
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