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イオンの目指すオムニチャネルが、12月20日「イオン幕張新都心店」から始まる

O2Oからオムニチャネルへ

 イオンは、12月20日に幕張新都心店がオープンするのを皮切りに、新しい購買体験を高めるオムニチャネルの取り組みを開始する。今春、全国の総合スーパー「イオン」など約460店舗に、ソフトバンクテレコムとヤフーが提供する「ウルトラ集客」を導入したが、今回はさらに、ソフトバンクテレコムと開発したスマホ向け「WAONサービスアプリ」や「ウルトラ集客」を活用した各種クーポンを発信し、キャンペーンへの参加を促進。店内に設置している「ハッピーゲート」からクーポンを取得すると、特典を受けることができるサービスをスタートする。

 イオンは、ヤフーが運営するインターネットショッピングモールである「Yahoo!ショッピング」への積極参加を表明。「Yahoo!ショッピング」の強力な集客力と連携して、ネットを通じて「トップバリュ」をはじめとするイオンのおすすめ商品の購入機会の拡大を図るとともに、実店舗との連動企画を実施し、リアルとネット双方の集客力強化に取り組む。また、3社はリアルとEコマース双方のチャネルが連動する事業を協力して推進する。

イオンのオムニチャネルが、12月20日イオン幕張新都心店から始まる

 イオンの目指すオムニチャネルは、店舗とネットをシームレスにつなぎ、多くの利用者にイオンの商品・サービスに触れる機会を創造すること。12月20日にオープンするイオン幕張新都心店から「イオンWiFi」を活用した各種サービスがはじまる。

 スマートフォンを商品のPOP等にかざすだけでレシピが表示される「撮って!インフォ」(仮称)の展開をスタート。このアプリは、イオンが提供している「イオンお買物」アプリの新機能として利用することができる。今後は、ネットスーパーとの連動やプッシュ型のお買い得情報の配信、駐車場検索のサービス等にも取り組む。

 また、電子マネー「WAON」をさらに便利に利用できる「WAONサービスアプリ」も始動。スマートフォンからWAONの買物・チャージ履歴紹介やポイント残高の確認、各種のキャンペーン情報、WAON加盟店の地図情報などの機能を提供する。さらに、「アプリdeビンゴ」や電子スクラッチ、新春おみくじなどゲーム性も提供しつつ、「Yahoo!検索」と連動したクーポンや各種情報なども展開する。

 店内でのインターネット利用を快適なものにするため、ソフトバンクテレコムと協力して、「イオンWiFi」のサービスもスタート。今後、全国のGMS(General Merchandise Store)、SM(Super Market)などグループ各店に順次展開する。

イオンタブレット端末「A touch Ru*Run」を活用した取り組み

 店内にイオンのタブレット端末「A touch Ru*Run」を40台配置して、店舗にない商品も取り寄せ・店頭受け取りができる「タッチ・ゲット」サービスを、リカー、ホームファッション、ベビー用品からスタート。注文した商品の受け取りは店舗/自宅を選択可能。今後は、利用者が所有するスマートフォンやタブレット端末、パソコンとの連動も図り、店外からも便利に利用できるよう対応するとともに、対象商品を拡大し、実店舗・ネットの融合を図る。

 「タッチ・ゲット」サービスは、イオン幕張新都心店を皮切りに、システムや物流のグループ機能を活用し、順次GMS約500店舗で展開。その後、2016年度までにマックスバリュをはじめとするSM約1100店舗、ミニストップやまいばすけっとなど約2500店舗で注文商品の受け取りが可能となる。

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MarkeZine(マーケジン)
2013/11/21 12:00 https://markezine.jp/article/detail/18887

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