マーケジン・アカデミーでの出会いが、現実のプロジェクトに
―弊社が行なうマーケター育成プログラム「マーケジン・アカデミー」で、講師を務めていただいてる村上さんと渥美さんがタッグを組み、講座の受講生である加藤さんとお仕事をご一緒され成果に結びつけたと聞きました。今日は加藤さんと渥美さん(村上氏は都合が合わず不参加)にプロジェクトの様子を伺いたいのですが、まずきっかけなど教えて頂けますか。
加藤:私は法人向けクラウドサービス「bit-drive」のサイトを管理しています。これまでイントラネットを含め、Web周りの仕事を7~8年やってきましたが、社内で同じ立場の人が少なく、外部からの情報を収集するにも知識が偏りがちで、ずっと外部セミナーへの参加を検討していました。
渥美:加藤さんが受講された講座は、私も参画している「2日でわかるWebマーケティング基礎講座」という2日間10テーマの講座です。Webマーケティングの基礎を全般的に、かつ短期間で行なうめずらしいタイプの講座だと思います。
加藤:マーケジン・アカデミーを選んだのは、やはりWebマーケティング関連の知識すべてを網羅できるからでしたね。SEO、リスティング…と、個別施策のセミナーは多くありますが、全体像を体系的に教えてくれるセミナーは、なかなかないんですよ。それから、同じ立場で相談できる人とつながりたかったというのも選んだ大きな理由です。
渥美:講師陣は、各分野の最前線で活躍する人が各講座ごとに10名セレクトされています。講師に気軽に質問できるよう懇親会も設けられているため、全体を俯瞰しつつ個々に掘り下げたいテーマは、懇親会で質問できるのも特徴ですね。
加藤:実際に、懇親会で具体的にお話を伺える機会があったことが、今回のプロジェクトにお声掛けさせていただくきっかけになっています。
渥美:私も熱心に質問される方はよく覚えていますし、講座で学んだ内容を盛り込んでリニューアルをやったなどの報告をメールなどでいただくことも多々あります。
―マーケジン・アカデミーでは、渥美さんは講師、加藤さんは受講生というお立場でした。お仕事仲間になったのは、いつ頃なんですか?
加藤:マーケジン・アカデミーが終わった1年後くらいですね。「bit-drive」のWebサイトをリニューアルすることになり、コンペのご案内をさせて頂きました。マーケジン・アカデミーで同じ講師だった株式会社フロンテッジの村上さんとチームを組み、参加して下さいました。
渥美:前提条件を伺った際に難しい案件だという印象をまず持ちました。サイトの現状を伺うとサイト解析、SEO、リスティング、ランディングページ、コンテンツの強化など…基本的に行なうべき施策は全般的に実行できていました。B2B用のサイトは事例の重要度が高いのですが、事例についてもその時点ですでに80事例ほど掲載されていました。
―でも、プレゼンに参加されたのですね。
渥美:サイトをリニューアルして営業活動を活性化させようとするとき、例えばコンテンツが少ないとか、集客はやっていないとかまだ実行していない施策があれば、改善はそんなに難しくありません。
加藤さんをはじめとするみなさんが一通り改善の努力をした上に、さらに上乗せして成果を出すためには緻密な分析と計画が必要でした。ですから、難易度は高いですが一方でやりがいのあるプロジェクトだとも感じました。B2Bの経験値が少ない企業では、なかなか実現できないプロジェクトでもあると。
加藤:社内でWebリニューアルの費用対効果を説明する際に、仮説設定を行なってきましたが説得力が増す裏付けとして、渥美さんの今までの経験値から、かなり現実的なラインをご提示くださいました。
渥美:細かく一つひとつの施策の改善の可能性をピックアップした上で、他社での過去の動向やパフォーマンスの成果向上ができる余地を予測して、無理のない計画を立てました。意思決定をする方々は、必ずしもWebマーケティングに詳しい方だけではありません。どなたでも理解しやすいゴール設定ができたのは、のちのプロジェクトを進めやすくしてくれたと思います。