直近のCPAよりも数ヶ月後のCPAが重要
広告効果を測る指標に、CPA(Cost Per Acquisition)というものがある。例えば、それぞれ「アフィリエイトCPA=400円、純広告CPA=800円」だとすると通常選びたくなる広告は…もちろん、“アフィリエイト”になるであろう。しかし、前述の継続率に当てはめてみると、3ヶ月の期間で費用対効果を見た場合、どちらがお得かは歴然である。
「3ヶ月後のCPA=CPA÷継続率の法則」で計算をしてみるとアフィリエイトの3ヵ月後のCPAは、1,333円、それに対し純広告は1,000円に。つまり「 直近のCPAよりも数ヵ月後のCPAのほうが重要になる 」ということだ。この3ヶ月後のCPAをCPAQ(Cost Per Acquisition Quarter)として、CPAQの考え方を広めていければと考える。
さて、CPAQを重視し始めると、媒体ごとのユーザー継続率を測ることが必要となってくる。モバイルはPCと違い、クッキーで測ることが困難のため 、数年前まで媒体ごとに効果を測ることが困難と思われていた。しかしながら、現在ではUIDを紐づけて、媒体ごとの広告効果は元より、プロモーションごとのユーザー継続率も測ることが可能になったツールが開発されている。ツールを上手く使いこなし、媒体効果をCPAQで分析していくことが、今後のプロモーション成功の秘訣になるであろう。