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あのマーケターは狙っていたのか? 僕が愛してしまった5つの企業アプリとそのポイント

2014/02/18 08:00

 愛されWebサービスを企業が作るには? 「写真で一言ボケて(bokete)」のアプリなどを手がけるイセオサムさんが、「演出」をキーワードにそのノウハウを公開します。

 第1回では、愛されWebサービスについて書いてみました。復習すると、企業がマーケティングのためにWebサービスを提供する場合、下記の3つがポイントでした。

Webサービス、3つのポイント

  • まず、使ってくれる
  • 継続して使ってくれる
  • 友達に広めてくれる

 そして、「商品のプロモーションサイトは見てもらえるだけでOKでも、Webサービスは使ってもらってなんぼです。使って、深い体験を得てもらうこと、そして、それを広めてもらえることがポイントになります」と述べました。

 今回は、実際に僕が使ってみて、愛してしまったサービスを5つ紹介させていただきます。もちろん、今でも使ったり、時々思い返すものです。

1.いち企業のサービスが、当たり前に使われるアプリに

 「RoadMovies:HONDA」は、まずサービス説明のメッセージが素敵。

あなたの日々の足跡を、さりげなく、豊かにのこそう。
通った道、行った場所、見つけたもの、出会った人々。
そのすべてが、あなただけのロードムービーになる。
RoadMoviesは、Hondaのインターナビが提供する
お出かけや旅を楽しくするためのカメラアプリです。

 このアプリを使うと、「ビデオを撮影→つないで編集→保存してシェア」するだけで思い出を残し、共有することができること。この1分の動画を見ると使い方がわかると思います。

 ちなみに、HONDAのロゴが出てくるのは、スプラッシュと呼ばれるアプリの開始画面だけ。当初はドライブのシーンで3秒の動画を撮りためて、つなげると1日の思い出になる、という使い方を想定して設計したのだと思いますが、今は誕生日のメッセージを3秒ずつ撮影してつなげたり、ネコを撮ったりと、女の子たちの日常の中で使われているようです。

 車を買うことや、ナビを使うことに直接的に効いているかは未知数ですが、HONDAの車に乗ってデートに現れたら、ちょっとだけ素敵な気分になるかもしれません。

 驚くのは、普通のOLさん、女子大生含めたスマホのホーム画面の1画面目に入っている率の高さ。リリースして1年経ってもAppstoreのランキング上位にいるので、おそらく100万インストールを突破しているのではないでしょうか。サービスは使ってもらってなんぼなので、インストール数はあまりアテになりませんが、このサービスはユーザーが楽しい瞬間を少しずつ記録し、作品にして残すため、ずっと使われ続けているのでしょう。

 通常なら有料でもよいくらいのサービスを、1社提供で無料に。これは、僕が創りたかった……。

 さて、次ページではガッツリ広告だとわかるんだけど、受け入れやすい事例を紹介します。

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