いいね!集めとは違うFacebook広告
ダイレクトレスポンスを重視してFacebook広告を出稿する場合、その第一目的をFacebookページの「いいね!」を集めることにしてはいけません。あくまで、「外部(自社)サイトでCVを獲得するため」に出稿します。つまり、実際に新規登録や商品購入をさせるのが一番の目的です。
上図のように、「Facebookから直接外部サイトへ遷移させる」、もしくは「Facebookページを経由して、外部サイトへと誘導する」といった形でCVを狙っていきます。
2つのFacebook広告メニュー
まずはじめにFacebook広告メニューについて説明しておきましょう。外部サイトへ誘導する目的でのFacebook広告は、大きく分けて2つ「Domain AD(ドメインアド)」と「Page Post AD(ページポストアド)」があります。この2つの広告を使い、「PCページの右側」「PCのニュースフィード」「スマートフォンのニュースフィード」の3つの掲載面に対して、クリエイティブを駆使して、外部の自社サイトでのCV獲得を目指します。
「Domain AD」
1つ目は、PCページの右側に掲載される「Domain AD」と呼ばれる広告です。こちらはFacebookページを持っていなくても、そのままFacebook外の指定URLへリンクさせて広告を出すことができます。画像、テキスト、URLを用意し配信ターゲットを指定すれば、すぐに出稿することができます。またこの広告メニューは、現在のところPCのみのメニューでスマートフォンには対応していません。
「Page Post AD」
2つ目は、「Page Post AD」と呼ばれるものです。「Page Post AD」は自社のFacebookページにPost(投稿)した内容を広告として配信することができます。この広告を展開するにはFacebookページが必須です。
先ほど提示した「Domain AD」との一番の違いは、ニュースフィードとスマートフォンに展開ができる点です。現在、Facebookのアクセスはスマートフォンの方が多く、配信対象人数を見ても、スマートフォンはPCより約2倍の人数に配信することができます。また、先ほども書きましたが、Post(投稿)内容がそのまま広告となりますので、リンク先URL、広告テキスト、画像または動画(なくても可)、を用意すれば出稿が可能になります。
料金体系
広告の料金体系は、CPC(クリック課金)もしくは、CPM(1,000imp課金)の入札制です。実際の配信単価は、ターゲティング、競合性、配信状況によって日々変動します。見るべき指標は、通常のWeb広告と同じで、CTR、CPC、CVR、CPAを軸として考えます。効果測定ツールが売上まで紐づけられるのであれば、LTV、ROASに軸をおいて数値管理を行うことももちろん可能です。