標準型の広告の中で調査されたのは、ワイドスカイスクレイパー(160×600 pixel)、レクタングル(300×250 pixel)、ビッグバナー(728×90 pixel)の3種類。「Rising Stars」からは、フィルムストリップ(300×600 pixel)、ポートレート(300×1050 pixel)、プッシュダウン(970×90 pixel)、ビルボード(970×250 pixel)の4種類が選ばれ、計7種類のリッチメディア広告で効果が比較された。
クリック率で比較したところ、標準型は平均0.09%だったのに対して、Rising Stars側は平均0.16%という結果となった。
次に、平均ブランド接触時間を比較してみると、標準型の平均14.24秒に対して、Rising Stars側は平均19.43秒と勝っていた。
続いて、リッチメディアで流す動画の再生完了率を比較してみると、標準型の平均44.77%に対して、Rising Stars側は平均53.44%となった。
ただしインタラクション率の面では、標準型の平均1.98%に対して、Rising Stars側は平均1.08%と劣っている。
「Rising Stars」は、IABによる次世代アドフォーマットの認証。IABが、広告業界各社からコンペティション形式でフォーマットを募集し、候補となったフォーマットは約1年間の市場の需要や広告効果の検証期間を経て、標準アドフォーマット「Rising Stars」と認定される。これまでに「モバイル」「ディスプレイ」「ビデオ」の3領域で認定が行われている。
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