リクルートホールディングスは、投資先を海外企業に限定したコーポレートベンチャーキャピタル「合同会社 RGIP」を4月1日に設立した。投資総額は45億円。RGIPは5月9日、第一号投資案件として、米Tripping社への出資を完了した。
Tripping社は、バケーションレンタル(貸別荘)の物件検索エンジン「Tripping」を開発・運営し、別荘を借りたい個人へ最適な物件情報の提供を行っている。その物件は、アパート、マンション、コテージ、城、バンガローと幅広い。
バケーションレンタルは、欧米を中心に人気の宿泊形態で、市場規模は欧米だけで約850億USDとホテル市場の1/3の規模に迫っている。Tripping社は、この業界にいち早くアグリゲーション型検索モデル(他サイトから該当情報を抽出し自動生成するモデル)で参入し、掲載件数は約110万件にのぼっている。
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