時期:2014年
国名:フランス
企業/ブランド:Allianz
業種:保険
百聞は一見に如かず
「もしも」の時に必要となる保険。生命保険や損害保険、自動車保険に住まいの保険……その種類は多岐にわたりますが、保険のパンフレットってどれも細かい字が並んでいて、読んでいて正直つまらないと思いませんか?
そんなインサイトに着目してドイツに拠点を置く大手保険会社Allianzは、「人々が読みたくなるような、面白い保険カタログ」を作ることにしました。
カタログ制作にあたり、同社が目を付けたのがGoogleマップのストリートビュー。これは世界中の色々な場所の360度パノラマ画像をインターネット上で見ることができるサービスです。そして時に、その写真に思いもよらない面白い光景が写り込んでいることがあります。
AllianzではFacebook上でそんなオモシロ画像をユーザーに投稿してもらい、投稿写真の内容に対して最適な保険をレコメンドしたのです。例えば、外出中に家のカギを紛失してしまい、なんとか窓から家に入ろうとしているこんな写真には……
“カギを失くしてしまった場合には、Allianzが開錠サービスを手配しますよ!”
雪の中車が故障してしまい、困った様子のドライバーが写っている写真には……
“こんな時にはAllianzの事故・故障サービスチームがすぐにあなたをサポートします!”
といった具合。
ストリートビューに映り込んだハプニング写真に対して、「こんなトラブルには当社の保険を。」とコメントを掲載する手法が、ユーザー間で「これ、面白い!」と評判になりました。投稿された写真をもとに制作された紙のカタログは、なんと従来より1300%も多く発行されたそうです。
幅広い品揃えを誇るという強みを最大限に活かした、世界最大級の保険会社だからこそできるユニークな取り組み。こんなカタログならぜひ読みたい!と思いますね。
動画はこちら
参考サイト
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記事転載元:AdGang