ブレインパッドとコダックは、印刷業界向けのビッグデータソリューションの提供を目的に提携。コダックは、ブレインパッド提供のマーケティング・インテリジェンス・ソリューション「exQuick(イクスクイック)」の販売を開始した。今後、コダックは「exQuick」を印刷業界に提供することで、実店舗に利用されないまま蓄積されている膨大なデータをマーケティングに活用。印刷物の付加価値向上と、小売業のマーケティング効果の改善支援に取り組む。
欧米では、顧客データの分析結果を印刷物に利用し販売促進に役立てることで「紙媒体の費用対効果がeメールやソーシャルメディアよりも高い」と回答する企業が多いという調査結果が出ている※1。日本の印刷業界でもビッグデータを分析し、クライアント企業のダイレクト・マーケティングの高度化や収益アップに貢献したいというニーズが高まっている。また、ビッグデータをマーケティングに活用することで、印刷業界の主要顧客である小売業界において1兆1,529億円の経済効果がもたらされるという調査結果も報告されている※2。
こうした背景から、コダックは、クライアント企業のビッグデータソリューションの活用支援を目的に今回の提携に至った。
※1「Target Marketing 2012 Annual Media Usage Survey」
※2「ICT分野の革新が我国社会経済システムに及ぼすインパクトに係る調査研究(平成25年)」総務省