SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

大元隆志のマーケター訪問記

ネットでの露出は視聴率に回帰するのか/進化するテレビ作り。TBS『恋んトス』のデジタル活用術

やりたい仕事を実現するためには、チャンスが回ってきそうな場所に自ら出向くべき

――ネット運営について、どのような体制で運用しているのですか。

柳内氏:ネット周りの企画の運営は、組織横断的に行っています。編成局内にいる編成プロデューサーと私、そして番組プロデューサーと総合演出、さらに番組サイトを制作しているデジタルコンテンツ制作チーム、そして、データ放送チームです。コミュニケーションにはLINEなどを活用して、気軽に制作とデジタル班が気軽にやりとりできるよう心がけています。

――今回の施策で得た知見を社内全体で共有するということでしたが、放送から1か月が経過して、得られたものはありますか。

柳内氏:2つあります。1つは『恋んトス』のようなリアリティショーはソーシャルと相性がいいということ。2つ目は、ソーシャルインフルエンサーにいかに取り上げてもらうかが重要ということですね。元あいのりメンバーで、アメブロで常に上位にランクインしている桃が、番組をブログで取り上げてくれた時は、一瞬で数万アクセスが上がりました。

――最後に、今回のような新たな取り組みを担当したいと思う、テレビ局の若手社員の方もいると思います。そういった方にアドバイスすることがあるとすれば何かありますか。

柳内氏:私はラッキーな部分がありました。そもそも編成局内のデジタル案件だったので、機会をいただきやすい場所にいたこと。番組プロデューサーと同期だったので、普段からコミュニケーションを取れていました。そのため番組情報が早くもらえていたこともあり、下準備がしやすかったんですね。

 チャンスが回ってきそうな場所に自分から出向いて、社内外とコミュニケーショ ンを密にする、ということが自分のやりたいことを仕事にするポイントではないでしょうか。

――なるほど。話題の番組の裏側の仕組みや取り組み体制についてうかがえて、とても興味深かったです。どうもありがとうございました!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
大元隆志のマーケター訪問記連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大元 隆志(オオモト タカシ)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドインテグレーションビジネス推進部 エキスパートエンジニア
国士舘大学 経営学部 非常勤講師

通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。現在はCASBソリューションのセールス開発・プリセールスを担当する一方で、国士舘大学 経営学部にて学生向けに企業におけるクラウド、モバイル利活用について講座を担当する。最新のIT動向や技術動向分析が高く評価され、ヤフーニュース、IT Leaders、ITmediaマーケティング等IT系メディアで多くの記事を執筆。所...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/09/01 10:00 https://markezine.jp/article/detail/20784

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング