フランスの経済情報サイト「Les Echos」は1日、フランスのグローバルエージェンシーPublicisが、リターゲティング広告で好調な業績を上げている仏アドテク企業Criteoの買収交渉に入っていると報道した。Publicisは2013年、米Omnicomとの合併を発表し、世界最大の広告代理店が誕生すると注目を浴びたが、今年5月に合併解消を発表。その後の動きが注目されていたが、大きな一手を打ってきた。
今回の買収報道は米メディアも注目。昨年株式を公開したCriteoの株価は、今回の報道によって20%近く上昇したとBloombergは報じている。また、ADWEEKはCriteoの評価額は20億ドルにのぼるとしている。
【関連記事】
・Criteo、スマートフォン向けSSP『AdStir』と接続~アプリ内広告の配信を開始
・Criteo、英米のディスプレイリターゲティング企業第1位に
・Criteo、香港にデータセンター新設~東京に続き、アジア太平洋地域では2つ目
・OmnicomとPublicisが合併解消、世界最大の広告代理店の誕生に至らず
・OmnicomとPublicisが合併、世界最大の広告会社に