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バズる動画コンテンツの秘訣はYouTuberに聞け!

歌うまYouTuber SEIKINに聞く!おもしろ動画コンテンツの作り方あれこれ

300万再生超“一発撮り!千本桜!”企画のノウハウ

鎌田:企画の作り方について、しっかり構成を考えて動画を作るタイプ、あまり考えないでカメラを回すタイプ、何となくの構成を頭のなかでイメージして撮影するタイプなど、色々な方がいらっしゃいますが、SEIKINさんはどのようなタイプですか?

SEIKIN:私は最後の何となくのイメージをもった上で撮影することが多いですね。構成、画コンテなど作成したほうが、考えた通りの完璧なものができるのかもしれないですが、ただ結果としては、あまり面白くない場合が多いと思っています。想定の範囲内というか、その動画には意外性が全くないのです。

 例えば、ご飯に合う駄菓子ランキングなどの動画でも、全て味がわかっていて、決めた反応を撮影するものと、そうでないものとでは見るからに違うと思うのですよね。ゲームのガチャ動画もそうです。私は撮影の瞬間に得た感覚を大事にしています。

鎌田:なるほど。テレビCMとかプロモーションビデオなどの作品とは違いますからね

SEIKIN:はい、他の方と話していても、台本などをガチっと決めるよりも、まずは撮影という方が多いとおもいますよ。

鎌田:SEIKINさんの個性と言えば歌だと思いますが、300万超まで再生数が伸びている“一発撮り!千本桜!”に関してもそうなのですか?

SEIKIN:はい、こちらも事前に考えてリハーサルして作ったものではありません。その頃「いい曲だな」と思っていて、ふと突然やってみようと思い立ち、その場でセッティング、一発撮りをしました。

 この動画はループステーションを使って音を作っています。これはスタートとストップボタンだけがついていて、録音したものをその場で再生、ループできるものです。通常はギターの演奏で使われることが多く、路上パフォーマンスをするときに重宝するものです。本来はボーカルで使われるものではないのですが、表現としておもしろいのではないかと思い、使い始めました。

 千本桜はコーラスライン3つ、ベースラインを1つで構成されています。音楽に限らず、どんな動画でも間延びすると最後まで見てもらえないので、録画した瞬間から次のループをはじめる難易度の高い一発撮りで撮影・公開しました。

鎌田:うん、この動画はテンポがよいですよね。聞いていて気持ちが良いです。再生数が伸びていくのもわかりますね。

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オリジナリティのある動画コンテンツを作るには?

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この記事の著者

鎌田 和樹(カマダ カズキ)

19歳で上場企業へ入社。出店担当として社長より直々に携帯電話ショップ出店を任命され、テレコムサービス株式会社にてソフトバンクショップを単月100店舗出店。ショップ運営、アライアンスなどさまざまな経験をつむ。2011年からはイー・モバイル一次店の代表取締役を務める。数々の功績を残した後、孫泰蔵氏との出会いから衝撃をうけベンチャーの道へ。その後、HIKAKINとの出会いをうけて30歳を手前に独立し、2013年にuuum株式会社を設立した。<...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/09/17 10:00 https://markezine.jp/article/detail/20879

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