Facebook広告で、接続速度(2G/3G/4G)にもとづくターゲティングが可能になった。Facebookのモバイル利用時に最もよく使用されている接続速度にもとづいてオーディエンスを定義することで、高速で快適なオンライン体験を提供しつつ、確実かつ効果的なリーチを実現することができる。
新機能では、広告素材を4Gに対してはビデオ広告、3Gに対しては写真広告またはリンク広告といったように、広告の出し分けが可能になる。また、3Gから4G(LTE)への乗り換えキャンペーンを実施する際に、3Gの利用者にのみ広告を配信するといった、オーディエンスの最適化も可能。
新しいターゲット設定項目の追加背景には、モバイルネットワークの急速な広がりと多様化がある。日本や米国のように4G(LTE)ネットワークへの移行が進んでいる国がある一方で、現在モバイルインターネット人口が急増している新興国では2Gネットワークがまだまだ高い普及率を誇っている。
このような国々では、アプリのダウンロードや動画の再生を気軽に行えない場合がある。そのため、すべてのスマートフォンを対象にビデオ広告を配信したすると、ユーザーによってはビデオが読み込めなかったり、データ通信料金が跳ね上がってしまう可能性がある。
【関連記事】
・Facebookが動画の自動再生をスタート
・Facebook、イベントのプロモーションに役立つ新広告商品の提供開始へ
・Facebook広告、時間帯指定配信が可能に
・Facebook、「クリックを誘う投稿」は評価しないと発表、リンクの埋め込み方にも注意
・Facebookの2Q決算、ユーザーも売上も大幅増、モバイル広告収入は6割に