深津貴之氏は、株式会社thaを経て、Flashを中心としたインタラクティブデザインの分野で活躍。独立後はスマートフォンアプリのUI設計を主軸に、個人アプリにて120万本を販売。2009年に株式会社Art&Mobile、クリエイティブユニットTHE GUILDを設立。機能整理や削ぎ落としを得意とし、携わったアプリは「Canne Cyber Silver Lion」やApp Storeの「Best Apps」「Best App Ever Award」などを獲得している。また、「fladdict」の名義で、ブログやTwitterにおいてアプリ開発やインターフェイスデザインについて情報を発信しており、2010年には「アルファブロガー・アワード」を受賞している。
深津氏はVASILYが運営するファッションアプリ「iQON」のUIデザインアドバイザー就任後、TVCMにあわせて全体設計の大幅リニューアルを行い、ユーザーから高い評価を得た。今後はユーザー体験を最優先に設計を整理し、最終的にはビジュアルや手触りまでをあわせた統合的なブラッシュアップを目指す。
VASILYは今後、深津氏との共同作業によって、Apple社が優れたアプリとその開発者を表彰する「Apple Design Award」、Google社が選定する美しいデザインのAndroidアプリを発表する「Beautiful Design」をめざすとしている。
MarkeZineでは、深津氏が2013年8月に行った講演のレポートを公開している。深津氏のプロフィールやデザインに関する考え方に興味がある方はぜひご覧いただきたい。
・fladdictさんが考える「手触りのあるアプリ」(前編) iOS 7のフラットデザインと、これからのUIデザイン(http://markezine.jp/article/detail/18196)
・fladdictさんが考える「手触りのあるアプリ」(後編)ビジネスと手触り、デザイナーがコーディングを学ぶための方法(http://markezine.jp/article/detail/18233)
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