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イベントレポート

スマートフォンこそ1stスクリーン、LINEが提供する動画広告の価値【LINEセミナーレポート】

 2月4日、LINEは「LINE動画広告セミナー2015~スマートフォンこそが1stスクリーン~」を開催した。セミナーでは、3つの動画広告商品が紹介された。

スマートフォンは最も重要なスクリーン

 「スマートフォンはセカンドスクリーンと呼ばれることが多いです。しかし、スマートフォンこそファーストスクリーンではないでしょうか」と語るのは、LINEの田端 信太郎氏だ。

LINE株式会社 上級執行役員 法人ビジネス担当 田端 信太郎氏
LINE株式会社 上級執行役員 法人ビジネス担当 田端 信太郎氏

 総務省の調査によると、スマートフォンの普及率は2013年度末で62.6%。スマートフォンの普及率は今後一層、伸長する見通しだという。さらに、20代以下の若年層に目を向けると、1日のメディア接触時間がテレビを上回ったという調査結果も出ている。若年層を中心に、スマートフォンは最も重要なスクリーンになりつつある。

 加えて、スマートフォンでの動画視聴経験者は83.5%にのぼり、週1回以上動画を視聴している人は全年齢で51%に到達しているというデータもある。「若年層の場合はさらに多い、約7割が動画を視聴しています。テレビ視聴と同じくらい、スマートフォンでの動画視聴は当たり前になっているのです」(田端氏)

 スマートフォンは画面が小さく、コンテンツのインパクトも小さい。そのため、ブランド露出の場としては適していない、といった意見も今までにはあった。この点について田端氏は、画面の大きさではなく動画を視聴するシーンに注目する必要があると主張する。「スマートフォンのゴールデンタイムは平日昼間。移動時間や隙間時間に視聴しています。これをマーケティングの文脈で考えると、スマートフォンは購買ポイントに近いメディア接点だといえます。ここに、新しい価値がある」(田端氏)

LINEの動画広告群

 LINEはこれまで、動画領域の取り組みでも実績を積み上げてきた。代表的な取り組みが、テレビCMのキャラクターや俳優をスタンプ化する、スポンサードスタンプだ。これまでに累計118件のテレビCM連動スタンプを実施している。2014年はスポンサードスタンプ案件のうち、46件がテレビCMと連動したものだった。テレビのスポットキャンペーンとLINEの連携は、今や当たり前だといえる。

 そして2015年、LINEは動画領域において新たな広告商品を展開する。同セミナーでは、Must View Stickers/LINE LIVE CAST/Brand Spot Premiumという3つの動画広告商品および、今後発表を予定している「Brand Lift」が先行して紹介された。

LINE動画広告商品のマッピング
LINE動画広告商品のマッピング

 各動画広告商品の役割を簡単にまとめると、上図のようになる。上にいくほどマスへのリーチが可能だという事を示す。ここでのマスは、数百~数千万人に匹敵するリーチを指すという。次から、動画広告を具体的に見ていきたい。

マスへのリーチを実現する「Must View Stickers」

 「Must View Stickers」は、動画を視聴完了したユーザーだけが、スタンプをダウンロードできるというもの。最大の特長は、ユーザー同士のコミュニケーションを通して、動画の視聴行動が拡散される点だ。「ユニークで500万~1000万人へのリーチを実現します。大型スポットキャンペーンを行う際などに有効です」(田端氏)

 第一弾として、1月27日よりメルセデス・ベンツが利用を開始している。同社は近年、コンパクトカーのラインナップの拡充と、新規ユーザー獲得のために新たな接点作りの強化を行ってきた。「スタンプを日常で使ってもらいながら、“ベンツと自分は関係ない”と思われている方に興味を持ってもらいたい」と、メルセデス・ベンツ津止 久雄氏は狙いを語る。

メルセデス・ベンツ日本株式会社 マーケティングコミュニケーション部 津止久雄氏
メルセデス・ベンツ日本株式会社 マーケティング・コミュニケーション部 津止 久雄氏

 なお、運用開始から1週間の時点で、スタンプのダウンロード数は400万を超えるという。つまり、400万人以上が動画の視聴を完了したということだ。津止氏はこの数字を「これまでも動画施策を行ってきましたが、飛び抜けた数値です」と評している。(「Must View Stickers」についてはこちらの記事でも紹介しています)

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この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。2013年までは書籍の編集をしていました。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/02/06 16:15 https://markezine.jp/article/detail/21883

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