SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

イベントレポート

スマートフォンこそ1stスクリーン、LINEが提供する動画広告の価値【LINEセミナーレポート】

公式アカウントでライブ配信を実現「LINE LIVE CAST」

 「LINE LIVE CAST」は公式アカウントでライブ配信が可能になるというもの。既存のライブ配信プラットフォームでは、リアルタイムでの数百万人規模へのリーチは難しかった。一方、マスリーチに強いテレビでは枠の購入と編集権が広告主側にないという壁があった。これらの課題をカバーしたのが、同商品だ。既に、LINE自社のオーディション企画において、3時間の放送で延べ63万人の視聴者を獲得した実績を持っている。

 「LINE LIVE CAST」についても、第一弾のユーザーが決定している。LINEとのグローバルパートナーとなったバーバリーだ。ライセンスモデルから直営のビジネスモデルへの転換という、重要なタイミングにある同社は、1月13日に公式アカウントを開設した。今後、2月中旬コラボレーションスタンプ提供を経て、2月23日にロンドンで開催されるファッションショーの生中継を実施する。

ユーザーが能動的に動画を視聴する「Brand Spot Premium」

 大きなイベントやキャンペーンの実施は難しいが、訴求したい動画素材は手元にある。そのような企業向けの商品が「Brand Spot Premium」だ。これは、ユーザーが動画の視聴や、公式アカウントの友だち追加をすると、スタンプなどの購入に利用できる「LINEコイン」を入手できるサービス「LINEフリーコイン」上で展開される。

 「LINEフリーコイン」は既に存在していが、2014年12月までAndroidのみの対応だった点がネックとなっていた。2015年1月にiOSへの対応も済ませたため、本格展開を開始するという。「iOSへも対応することで、国内ユーザー5800万人に届けられるようになりました。LINEのトップからワンタップで移行できるため、大手ポータルサイトに匹敵するリーチがあると確信しています」(田端氏)

 同広告の強みは、ユーザーが自分の意志で動画を見る点だ。そのため、ブランドイメージを棄損することなく、自然に視聴をさせることができる。動画視聴の完了率も30秒動画で91%、60秒で84%と高い数値が出ている。加えて1度の視聴でも高い認知率を誇る点も特徴だという。さらに、視聴完了後には企業ページやキャンペーンページに誘導することも可能で、実際にユーザーに行動を促すことができる。

広告主サイトへのCTRは右肩上がりに推移する傾向にあるという
広告主サイトへのCTRは右肩上がりに推移する傾向にあるという

 同商品を数回にわたり活用している、ニューバランスの鈴木 健氏は「デジタルのスケールでは“このタイミングで何十万人にリーチしたい”というマーケターのニーズには、なかなか答えてくれない場合が多いです。その点でLINEは、テレビに近いスケールでのリーチが可能です。さらに、動画視聴後のページ遷移率を重視した際、パフォーマンスが非常に高い」と語る。

株式会社ニューバランスジャパン マーケティング部 部長 鈴木 健氏
株式会社ニューバランスジャパン マーケティング部 部長 鈴木 健氏

 そして田端氏は、今後発表予定の動画広告商品を一つ、先行で紹介した。それが「Brand Lift」だ。これは「LINE公式アカウント」のトップ画面に掲載される動画広告。公式アカウントのメニューに、面白いものを探しに来たユーザーに自然な形で動画を出すことができる。このほかにも、LINEは動画広告を展開予定だという。

 セミナーは次のメッセージで幕を閉じた。「LINEは企業規模を問わず、マーケティングプロセス全体をカバーするプラットフォームを目指しています。動画は最初のブランド接点の構築や、興味を喚起して次のアクションを促すものです。その後、公式アカウントへつなげる、店頭などへ送客してラインペイで決済してもらう、ラインビジネスコネクトで継続的な関係を作ることが可能です。動画広告を含めて、LINEを活用いただければと思います」(田端氏)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/02/06 16:15 https://markezine.jp/article/detail/21883

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング