大日本印刷(以下、DNP)は、2月23日より、DNPメディアクリエイト(以下、DMC)と情報センター出版局と共同で、タブレット端末向けの「DNP訪日外国人向け接客支援サービス Tap Style Inbound(タップスタイルインバウンド)」の提供を開始した。同サ-ビスは、タブレット端末の画面を“指さし(タップ)”しながら接客を行うもの。すでに2月中旬より、三越伊勢丹・三越銀座店の婦人服売場と子供服売場で、中国語による衣料品の種類やサイズ選びなどに利用されている。
訪日外国人旅行者は2014年に1,300万人を超えて過去最高となり、今後も増加が見込まれる。百貨店などの商業施設では、外国人客向けのサービス向上を重要なマーケティング施策の一つにして、取り組みを強化している。このような背景から、同サービスの提供に至った。
具体的には、販売員のタブレット端末の画面に表示される会話のフレーズなどを外国人客にタップしてもらうことで、外国人客の目的のサービスや商品をインタラクティブ(対話型)に選択することができる。フレーズの表示と同時に、ネイティブな発音の音声も再生できる。コンテンツは、家電量販店・飲食・ホテル・運輸・銀行など、18の業種に合わせた挨拶や会計などの場面別想定問答からフレーズを選択し、業種や企業のニーズに合わせてレイアウトやページ構成などをカスタマイズして制作する。英語・中国語・韓国語・タイ語のほか、要望に応じて他の言語にも対応可能だ。制作したコンテンツは、顧客企業の製品カタログや接客マニュアルなどとともに、クラウド上のCMS(コンテンツマネージメントシステム)から各タブレット端末に配信される。
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