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「Eコマース市場に新たな旋風を」

基本機能に加え、ソースコードレベルでの自由なカスタマイズが可能

 もちろん高い理想だけではない。「EC-CUBE」には、その理想を裏打ちするだけの、ECサイト構築ツールに不可欠かつ優れた機能が搭載されている。たとえば下のような機能だ。

フロント系機能

・商品登録は1回のみで、「商品一覧」、「商品詳細」、「検索結果」の各ページが自動生成できる。
・「オススメ商品登録機能」や、ユーザーからのコメントを受け付ける「リコメンド機能」を搭載。ユーザーに最適な商品情報の提供や演出を行うことで、静的な“商品カタログ”的なサイトにとどまらない、アクティブなECサイトを実現できる。
・会員ユーザーごとに設けられた「MYページ」で、過去の購入履歴や商品届け先といった登録済みの個人情報を活用して、効率的なショッピング環境を提供できる。

管理系機能

・売上管理や欠品情報を1つのページに表示して、毎日のチェック業務を効率化できる。
・顧客情報、受注情報、売上管理はCSVファイルでダウンロードでき、データ活用が簡単。
・販売促進に欠かせないメールマガジン配信機能を標準装備。
・サイトデザインはブロックごとにドラッグ&ドロップでレイアウト変更が可能なため、特別なデザイン知識は不要。一方ではHTMLレベルの編集もできるため、精細なデザインのカスタマイズも可能。

管理画面一覧

 

 「これらの基本機能に加えて注目いただきたいのが、オープンソースならではの自由なカスタマイズが可能な点です。もちろんソースコードは、自由にカスタマイズいただけます。ASPのレンタルカートのような制約は一切なく、ソースレベルでカスタマイズして、完全オリジナルのECサイトを構築することが可能です。『EC-CUBE』のソースコードは、PHPなので、PHPプログラマであれば、ソースレベルでのカスタマイズが充分可能です」。

 「EC-CUBE」は、どこまでもオープンソース ソフトウェアとしての自由さを追求している。たとえばライセンス方式にも「デュアルライセンス」を採用している。これは無償のGPLライセンスと有償の商用ライセンスのどちらかを選択できるというものだ。GPLライセンスを選択すれば、ソースコードを公開する義務はあるが、その代わり無償で「EC-CUBE」の機能を全部利用できる。

 テンプレート開発などに取り組む開発者コミュニティがあるのも、オープンソースソフトウェアらしい。試しにgoogleで「EC-CUBE」を検索してみると、株式会社ロックオンの公式開発コミュニティサイト以外にもテンプレート開発などのベンダや個人サイトが並び、にぎわいを見せている。

 

参考情報:株式会社ロックオン、12月4日に『EC-CUBE Ver.2.0』の正式版をリリース。ダウンロードはこちらからどうぞ!

 

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/11 18:23 https://markezine.jp/article/detail/2218

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