時間・曜日に関する工夫も有効!
具体的なキーワードや広告グループ以外にも、見直せる点がまだありそうです。例えば、今は一日の予算を3,000円に設定しているため、限られた時間帯にしかキャンペーンが動いていない状況です。
毎日、100クリックほどされた時点で自動的に停止していますよね。つまり、これは1日の途中で掲載が止まってしまっているのです。ギフトを選ぶお客様が主に夜サイトを見て探しているとすると、その時間にはこのサイトの広告は表示されていないことになるので、機会損失につながってしまいます。
う? 予算を上げるのはムリですよ!
では、キャンペーンを稼動させる時間帯を工夫してみるのはどうでしょうか?
時間帯?
はい。kuroboの場合、けっこう値の張るプレゼントの向きの雑貨を探している人に広告を見てもらいたいはずなので、例えば、午前や午後のワーキングタイムにサイトを訪れる人よりも、家に帰ってからひと段落した、夜ちょっと遅めの時間帯にゆっくり探す人の方が、お客さんになりやすいかもしれませんよね?
つまり、予算の制限によっては、一番確度の高いお客さんがサイトに訪れる時間帯を逃してしまっている可能性がある、ということです。
なるほど~。たしかにそれは気付きませんでした!
何時ごろの売上が多いのか、などのショピングカートの情報なども参考に、「広告掲載をするのにいい時間帯」を探して、キャンペーンのオン/オフを切り替えてみてください。
【時間帯を意識したキャンペーンのオン/オフを試してみよう!】
同じ考え方で、曜日ごとの予算の割り振りも検討してみてくださいね。「プレゼントをじっくり選ぶお客さまは○曜日に多い」のような法則が見つかるかもしれませんよ。
時間帯や曜日にはあまり注意が向いてなかったのですが、たしかにその通りですね。お店のショッピングカートからわかるデータも参考に、いろいろ試してみますね!
目指すは、予算=青天井?
ただ、さきほど「予算を上げるのはムリ」とおっしゃってましたが、SEMを行う場合「予算=青天井」で運用できる形が理想的なのです。
え~!
だって、「このキーワード・広告文で、このくらいの入札価格で出稿すれば、コンバージョン(売上)はこのくらいで、利益はだいたいいくら」というような、キャンペーン全体の数字がしっかり読めていれば、広告費は上がっても売上や利益もそれに伴って増えると予想できますから。
つまり、「利益が増えた分、広告費も比例することで、さらに利益を増やすことができる」ということでしょうか。
たしかに……クリックされた数に比例して儲かる状態になっていれば、商品の供給が追いつかなくならない限り、広告費の絶対額が上がることを恐れる心配はないはずですね。
そうなんです。スポンサードサーチで大成功しているサイトは予算の上限はなく、予測できる売上に応じて広告費を設定しています。つまり、「CPA重視」なのです。
もちろん、自分のお店の理想とする「売り上げに対する広告費の比率」を探るのは簡単なことではないので、特にはじめのうちは、試行錯誤の期間が必要なんだと思います。
はい! まだまだ道のりは遠そうですが、がんばってみま~す。今日もどうもありがとうございました!
がんばってくださいね!
検索連動型広告のノウハウ満載!
MarkeZine特集ページ「サーチ・マーケティング大学」を
ぜひご覧ください