クリック率の低い広告グループ ← グループ「分割」が効く!
次は、クリック率の低い広告グループについて検討しましょう。先ほどの図1では例えば「BIGキーワード_雑貨系」という広告グループですね。
うーん。「雑貨」「小物」とか、競争の激しい、しかも単体のキーワードですよね。けっこう予算も使っちゃってるし、やめても……いいですか?
たしかにその選択もアリかもしれませんが、インプレッション数が少ないキーワードだけでは、サイトを訪れてくれるお客さんの広がりが限られてしまいます。コンバージョンにつながらないクリックが出ないようにしつつ、CPCが高くならないように出稿できるように調整するのがいいと思いますよ。
まず、コンバージョンにつながらないクリックを防ぐには、kuroboの特徴をしっかりとタイトルと説明文に入れていくことが大事です。「ステンレス」素材を使っていること、「音楽」をモチーフにしたものが多いこと、比較的高額で「プレゼント」に向いていることなどを盛り込みましょう。
たしかに、布製の和雑貨とかを探している人にクリックしてもらっても仕方ないですからね。では、CPCが高くならないようにするには、どんな方法がありますか?
広告グループを分割するのがオススメですよ。さっきの図でクリック率の低い広告グループの例として挙がった「BIGキーワード_雑貨系」ですが、キーワードを見てみると、次の図のようになっていますね。
【広告グループを分割しよう!】
(広告グループ「BIGキーワード_雑貨系」のキーワード。クリック率はけっこうバラついている)
スポンサードサーチ全体のクリック率は0.48%ですが、キーワードごとに見てみると、クリック率が1%を超えている「雑貨」から、0.2%を下回っている「小物」までいろいろです。
ここでのポイントは、品質インデックスは「広告グループ」単位で評価されている、ということなんです。
つまり、ひとつの広告グループにクリック率の低いキーワードが含まれていると、広告グループ全体の品質インデックスは低くなってしまうんです。
例えばここで、クリック率の高いキーワードを別の広告グループにまとめ直してあげることで、「クリック率の高い=品質インデックスの高い」広告グループを作ることができるんです。
品質インデックスが高くなれば、低い入札価格でも掲載順位が上位になるなど、有利に出稿できるようになりますからね。
なるほど~。あとでさっそく、新しい広告グループを作って、クリック率の高いキーワードを移動してみます!