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ネイティブアドとコンテンツマーケティングの関係を探る!

ネイティブアドxコンテンツマーケでブランドリフトを/量的指標と質的指標を用いたKPI設計の重要性

コンテンツの読み方とブランドリフトの関係

 では、正確にコンテンツが読まれているかを測定したところで、本当にそれがブランドリフトに寄与しているのでしょうか。かつて、WEBパネル調査とREADテクノロジーを連携させて、あるキャンペーンのアンケート調査を行ったところ、コンテンツを熟読したユーザーは、流し見をしたユーザーに対してブランドへの好感度が2倍以上であるという結果が明らかになりました。そのほかのキャンペーンでも同様に、READスコアとブランドリフトには強い相関性が認められています。ブランドリフトという目的を達成するためには、トラフィック・クオリティを正確に測定することが有効であるといえるのではないでしょうか。

ソーシャル拡散度合いは万能な効果指標ではない

 ところで、最近ではブランディングを目的とするキャンペーンの効果指標として、ソーシャルシェア数をKPIにするケースも多いようです。もちろん、基本的にはシェアという行動は好意的な反応で、リーチ拡大にもつながります。ただ、万能な指標かというと、疑問符がつきます。

 popInが2014年6月に媒体社の協力を得て100以上のスポンサード・コンテンツのデータを分析した結果、コンテンツの平均読了率とソーシャルへの拡散度には相関関係がないことがわかりました。友人がシェアしたコンテンツをよく中身も読まずに拡散するケースや、ロボットアカウントによるシェアなど、シェアの中にも意味のあるシェアとそうでないシェアが存在するため、絶対的なKPIとすることは難しいのではないでしょうか。

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アウェアネスからコンバージョンまで、一気通貫で効果計測できる設計が重要

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この記事の著者

向井 雄一(ムカイ ユウイチ)

2014年9月、popIn株式会社へ入社。前々職のターゲッティング株式会社時代に、当時のパートナー企業であったpopIn社のレコメンドエンジンを大手メディア企業に導入。その後、CRITEO株式会社に転職し、Account Strategistとして大手旅行系のクライアントを中心に担当。現在は営業担当として、広告代理店・広告主企業向けに「popIn Discovery」の活用方法を提案している。

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2015/05/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/22377

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