ビービットは、同社提供の広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」の管理画面上でダウンロードできた、コンバージョンユーザの接触履歴データを自動取得できるAPIの提供を開始する。これにより、ユーザごとの広告との接触履歴データと、企業の顧客データベースとを紐付けた分析を自動で行なえるようになり、利用企業は、ライフタイムバリュー(以下、LTV)や企業独自のアトリビューション評価モデルのスコアに基づいた、広告媒体やクリエイティブの評価を行うことが可能となる。
近年、LTVでウェブ広告などの施策を評価して、PDCAを回そうとする企業が増えている。集客施策からメルマガなどのCRM施策までを一元管理するマーケティングツールで、LTVを見える化する動きも出ている。しかし、PDCA改善や運用業務に特化していないツールでは、LTVの把握に終始し結果が伴わなかったり、業務が煩雑になるという課題を抱える場合もある。
一方、今回提供が始まるAPIを利用すると、運用業務を効率的に行うという「ウェブアンテナ」従来の特長を活かし、LTVでの施策の評価・改善が可能となる。また、企業独自のアトリビューションの評価モデルで、広告施策を評価することもできるようになる。
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