ニーズはまだある! FP検索連動広告の出稿動向
FPには一定規模の残存ユーザーがいる一方で、2014年にはFPの検索連動型広告を取り巻く環境は大きく変化しています。各社からFP向けサービス終了のリリースが発表されているのです。
上記のような各社サービスクローズの案内を受け、D2CでもFP広告についてお問い合わせをいただく機会が増えました。いずれも内容は「FPからのサービス利用者が未だに一定規模存在するが、出稿手段がない。FP向けの広告出稿をしたい」といったものです。縮小する市場にもかかわらず、残存するFPユーザーの刈取りを目的とした出稿が増えてきているのです。
FPへの出稿ニーズの例として、D2Cの「KeitaiSearch」における新規申し込み件数(2014年度実績)および、出稿アカウント数の業種別割合を実績ベースでご紹介しましょう。

2014年度4月以降、アカウント申請数は増加していることがわかります。上で述べた通り、各社サービスクローズの案内による影響か、駆け込み的にアカウント申請数が増えました。
では、申請数の増加と共に、具体的にどの様な業種で多く出稿されているのでしょうか。次に出稿アカウントの業種別割合を見てみましょう。

幅広い業種で継続してアカウントが稼働している状態です。検索連動型広告と相性が良いと言われているDR系に加えて、FPユーザーと相性の良い音楽・占いといったCP系を中心に、未だに幅広い業種で広告掲載がされている状態です。
もう少しだけ続くFPニーズを刈り取るために
FPユーザーはいまだに根強く、そして暫く残り続けるだろうと予想します。とはいうものの、縮小していくFP市場に多くリソースを割けないのが広告主・メディア双方共通の意見だと思われます。事実、FPサイトの更新や提供を終了する企業が増えて来ている現状もあります。
一方で、引き続き残存ユーザーを対象に、自社サービスへの誘導を効果的に実施する広告主が多数いることも事実です。前述したクエリ情報や業種別出稿状況を鑑み、再度FPへの出稿を考えてみるのも一つの手かもしれません。検索連動型広告では、予算の組み方、入札単価、キーワードの種類、時間帯など様々な工夫を行うことで、従来よりも効率良く運用リソースに見合った獲得も可能です。
メディア側にとっては、未だにFPユーザーが一定規模存在するため、サービスをクローズしようにも出来ないといった話を多く聞きます。D2Cの「KeitaiSearch」をはじめ、サービスによっては広告タグの反映をするだけで、広告商品をメディアに導入することが可能です。広告掲載をすることで、媒体収益向上につながる可能性もあります。
僅かながら根強く残るFPユーザーへの広告戦略をどうすべきか、一度見直してみるのも重要なことかもしれません。
出典元:D2Cスマイル