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代々木で大規模プロジェクションマッピング NTTドコモによる「YOYOGI CANDLE 2020」

2018/04/12 08:00

 NTTドコモによる代々木での大規模なプロジェクションマッピングの舞台裏に迫ります。この連載は、マーケティングにおけるモバイル・タブレット活用情報をお伝えする「D2Cスマイル出張版」です。

 2017年10月28日、11月29日の2日間にわたり、大規模プロジェクションマッピングイベント「YOYOGI CANDLE 2020」が開催されました。

 本イベントは、渋谷区代々木にあるNTTドコモ 代々木ビルをキャンドルに見立てたプロジェクションマッピングイベントで、高さ240mの高層ビルを舞台としたダイナミックな映像と、それにシンクロした音楽がスマホで視聴できるという新体感映像エンターテインメント。

 イベントを目にした通行者からの投稿や、空手選手の演舞や、卓球・バドミントン選手のスイングがリアルタイムで大画面に映し出され、街ゆく人との一体感や今までにない規模の映像表現、そしてビルのLEDライトとも連動した演出が話題を呼びました。

 この大規模イベントはどのように発案され、どのように成功へと至ったのか。イベントのクライアントであり運営を手掛けた株式会社NTTドコモの小田哲氏、イベントの全体プロデュースを手掛けた株式会社カケザンの長尾啓樹氏、企画から制作まで総合的に手掛けた株式会社イメージソースの小池博史氏に伺いました。

コンセプトは2020年につながる「街の気運の高まり」

――2017年10月28日、および11月29日の2日間で行われた「YOYOGI CANDLE 2020」。どのように企画が持ち上がってきたのか、施策の背景からお聞かせください。

小田:本イベントは、「YOYOGI CANDLE 2020」というタイトルからもわかるように、東京2020オリンピック・パラリンピックの1000 日前を記念するイベントとして企画されました。

 2020年に向けて国立競技場の建て替えが決定し、新デザインを選ぶ国際的なコンペが実施されたのは皆さんも知るところだと思いますが、一般に公表されたデザインを見ると、その背景に弊社の代々木ビル、通称「ドコモタワー」が描かれていたんです。

 この気づきによって「ここでドコモタワーを光らせたい」というアイデアがキーとなり、2020年に向けたビルのプロジェクションマッピングが企画の核となりました。

株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部サービスイノベーション部 担当課長 小田哲氏
株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部サービスイノベーション部 担当課長 小田哲氏

小池:プロジェクションマッピングは一つの決定事項として、どのようなイベントに作り上げていくべきか、コンセプト設計が重要でした。都会のド真ん中とも言うべきあの場所で、シンボリックなビルに投影ができれば、それだけでインパクトがありますし、熱狂も得られます。ただ、一時的な盛り上がりを演出するだけでは「2020年に向けて」という大前提が満たされません。

 そこで一つの大きな軸として、「街の気運を高めること」をコンセプトに設定しました。来る2020年には新たな時代のシンボルとなる新国立競技場。その新国立競技場からも程近い代々木エリアに住む人たち、代々木エリアを往来する人たちが誇らしく思えるようなプロジェクトにしようと。

 プロジェクトのネーミングに「YOYOGI CANDLE 2020」と地名を入れ込んだのも、2020年に向けて「街と一体化したイベント」というコンセプトを明確に打ち出すためです。

株式会社イメージソース 代表取締役社長 クリエイティブディレクター 小池博史氏
株式会社イメージソース 代表取締役社長 クリエイティブディレクター 小池博史氏

小田:同時に重要だったのが、通信サービスを活かすという点ですね。「ドコモには何ができるのか?」という原点に戻ったとき、それはやはり通信。メッセージを高層ビルに大迫力で投影するという演出によって、お客さまが日常的に利用されている通信サービスを拡張させた体験になるのではないかと。

小池:スマートフォンって今や自分の一部にもなっているデバイスなので、自分とつながっている感覚が得られやすいんですよね。

 スマートフォンを介して投稿者として参加することでイベントへの一体感が得られますし、自分のスマートフォンから送信したメッセージが、大迫力の映像になって目の前の高層ビルに投稿される体験というのは、シンプルに心を打つんじゃないかと考えました。

 制作している自分たちがやってみても「おおっ」と声が上がりましたし、実際に何度も投稿する方も多かったようです。

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