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業務統合・自動化によって「利益を生み出す事業創造」へ、ベーシックが進めるオンライン広告運用の効率化

広告運用から外れ、2部門を統括・俯瞰的な戦略策定を実現

 導入から約1年を経て、「Marin Search Enterprise」は、主に広告入稿とレポーティング作業で活用されている。100近くあるアカウントも、出稿先やメディアなども一元化されたことによって、一気に作業効率化が進んだという。

 「最初の設定はそれなりに時間がかかりました。ですが、その後は自動化されたので、かなりの作業圧縮になりました。例えば、かつて4人で回していた作業を3人で行うことができ、さらに操作も簡単なので、アルバイトに任せられるようになったことで、かなりコスト効率がよくなりました。現在では私自身も、運用を担当しながら、企画や戦略を考える時間が取れるようになっています」(中村氏)

 特筆すべきは、ツールの導入によって部門長である長崎氏が、プロモーション部門だけでなく、メディア部門の営業・制作・運用・コンテンツの各グループを統括し、戦略や方針策定に時間をかけられるようになった点。単なる人的コストの削減ができただけでなく、各人の仕事の質そのものが大きく変化したというわけだ。

属人性の排除で運用の質も向上

 「想定外の効果として、作業自体の“質の向上”もありますね。かつてはパラメータやアラートの指標などについて属人的な判断が加味されてしまい、一貫性に欠ける傾向にありました」(中村氏)

 例えば『ここの数値が高いけど、今日は日曜日だからまあいいか』といった判断が簡単にされがちだったという。だが、「Marin Search Enterprise」を導入して一元管理が可能になったことで、曖昧だった基準が統合されて明確になり、判断のブレが解消された。

 「もちろん、属人化はよくないと頭では理解をしていました。「Marin Search Enterprise」の導入によって、それまで通用していた“歪み”を是正することができたのだと思います」(中村氏)

 他にも中村氏は導入後に実感したメリットとして、「バナーの登録・履歴管理」や「レポート・集計作業」が容易になったことを挙げる。

 「特にレポート・集計作業については自動的に常に生成できている状態なので、期間を決めた定期的な配布から、必要に応じて適宜閲覧するスタイルに大きく変化してきています」(中村氏)

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次はクロスチャネルでの入札自動化を目指す

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/06/16 10:00 https://markezine.jp/article/detail/22537

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