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アクセス解析エキスパート直伝!デジタルフォレストのPVアップ講座

データは見るだけじゃ意味がない!アクセス解析を生かす6つの活用パターン(後編)


パターン5 Webマーケティング計画立案のためのアクセス解析

 みなさんの会社でも、年度や半期ごとにWebマーケティングの計画を立案し予算化していると思います。さてその計画はどのように立案されているでしょうか。

 一般的に計画や戦略は、現状と目標とする姿との間の「差」を埋めるために立案されます。よって、現状の姿を理解することは、適切な計画立案のための必須作業です。これはWebマーケティングにも当てはまり、計画を立案する前に現状を理解しておく必要があります。現状を知らずして、埋めるべき「差」はわからないのですから。

Webサイトの現状がわからなければ、目標との間のどれくらいの乖離があるかという『差』がわからない。『差』がわからないと、どういった方向性で、どの程度がんばればよいかわからない。

 例えば、新規会員登録を主目的としたサイトで、新規ユーザーではなく既に会員になっているリピーターばかりが訪問していたら、それは大きな問題でしょう。半年間集客施策に注力してきたけれども、実は問題なのは集客部分ではなくてサイトでのコンバージョン誘導力(コンバージョン率が低い)だとしたら、翌期はサイトのコンバージョン誘導力アップに重点を置いた計画を作るべきでしょう。

 この例のような「リピーターばかり訪問」「問題はコンバージョン誘導力」という現状を知るために、アクセス解析データが役に立ちます。「リピーターばかり訪問」していることがわかれば、翌期は新規ユーザー向けのコンテンツや更新系コンテンツの拡充&新規獲得のための集客施策に重点を置いた計画を立案できます。「問題はコンバージョン誘導力」であることがわかれば、翌期は集客施策よりもコンバージョン誘導力アップのためのサイト改善に重点的に予算を振り分けることもできます。

 適切な計画立案のためには、まずは現状の姿を知ることが重要です。計画を立案する前に、現在のサイト目的の達成度をアクセス解析データによって把握してみてはいかがでしょうか。

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パターン6 週次や月次の社内向けレポート作成のためのアクセス解析

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/07 12:20 https://markezine.jp/article/detail/2258

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